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間合いと心理 カウント勝負をするにはローテンポⅡ

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以前から言っている、バッティングにおけるカウント勝負について。

 

バッティングはカウントで行われる。

 

ピッチングもバッティングもカウントによって有利、不利が起き

これによって結果が決まる。

 

打者がボール先行のカウントを作り

投手はストライク先行のカウントを作ろうとする。

これが心理戦。

 

先日の日本代表の試合での筒香の3打席目を例にしよう。

 

筒香はここまで2打席凡退していた。

 

日本の中軸を打ち、

将来は大打者になってほしい逸材である筒香には日本中からの期待がかかる。

 

それに応えたい筒香としては

ここは結果、とくにホームランなりで存在を見せつけたいところだ。

 

相手ピッチャ-は軟投派のアンダースロー。

恐らく、

筒香は、変化球を仕留めようと意識が働くことになる。

 

一球目、
外角いっぱいのボールともとれる速球系の球でストライク。

 

これによりピッチャーはラッキーとなり組み立てやすくなった。

つまりは筒香不利となった。

 

これにより筒香は狙い球を絞りづらくなり、

ホームランも狙いにくくなる。

 

そんなピッチャーが楽な状況の2球目、

変化球がボールになる。

それも手を出すはずもない明らかなボール球。

これで筒香ややリラックスとなる。

 

筒香は、3球目ストライクコースなら打ちに行こうと1、2、3のタイミングで

タイミングが合えば、強振しようと思ったはずだ。

 

ところが変化球がワンバウンドボール。

筒香としては打ちに行っているので、ちょっとバットが動いたが、

狙い球と違うので振りはしない。

これで筒香有利に転じる。

 

なぜなら相手はスピードもなく

変化球が、明らかなボールとコントロールに苦しんでいる。

しかも

3球も相手の持ち球を見たので相手の力量が把握できて来たからだ。

 

追い込まれても

どちらにもついていけると自信を持ったことだろう。

 

さあその後はどうなっただろうか。

続きは次回。

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