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間合いと心理 カウント勝負をするにはローテンポⅢ

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先日、野球は心理戦であり、

投手と打者は自分有利のカウントをつくる攻防を繰り返すという話のつづきだ。

前回の内容は2015-3-17

筒香の打席を例に説明した。

 

4球目、変化球がボール。

これで圧倒的に筒香有利のカウントとなった。

 

ワンスリー。(以前からのストライクカウントを先に言う言い方の方が

言いやすいのでワンストライクスリーボール。)

 

もう、ホームランを狙いに行くカウントだ。

真ん中からインサイドにくればホームランになる確率が高い。

 

5球目筒香は

そこを狙いに行くとストレートが外角に行った。

筒香としては久々に来たストレートが狙っている近目ではなく、

外に来たのだが、打てない球でないと打ちに出た。

 

内側の球をホームランにしようとした体の動きだったので

外側の球はホームランにはできない。

しかし、空振りするような勢いのある球でもない。

 

狙いとは違ったとはいえ、ヒットにはできる球だった。

 

結果は、芯でとらえはしたが、ショート正面にとび

ショートライナーで3打席目も凡退となった。

 

このようにカウントで勝負するのだ。

 

これは試合の序盤、中盤、終盤、

また、優勢、劣勢などでピッチング、バッティングは変わることとなる。

 

筒香も1球目がたまたまストライクで、

もう一球ファールなどでストライクとなれば、

結果はもっと変わり、ショートライナーどころか三振もあり得た。

 

逆に、

5球目がボール一つ内側に来ていたら、

ホームランになっていたかもしれない。

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