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お手本となるべきプロの野球Ⅱ

先週は、横浜の良いシーンに焦点をあてたが、

それとは逆のシーンもある。

 

若いチームが波に乗っているようだが、交流戦に入り

陰りが見えている。

 

今後も前途多難が予想されるシーンを目にした。

 

6月3日の対ソフトバンク戦。

1対1のスコアで迎えた序盤の3回の攻撃。

9番ピッチャーの三浦からはじまった。

 

三浦は初球ボール、二球目ストライク、三球目ボール、

四球目狙いに行って空振り、5球目外のスライダーをライト前ヒットとした。

 

ピッチャーがまぐれで出塁してくれた。千載一遇のチャンス。

ここは勝負所だ。

 

序盤の3回で代走はないだろう。

常識とされている。

 

プロは、シーズントータルで相手よりひとつ多く勝っていればいい。

 

CS制度がある現在は、3位まででもよしとする。

 

6月のはじめのこの時期に

ローテーションピッチャーを同点で引っ込めて代走など

あり得ない作戦だ。

 

高校野球はピッチャーの数を何枚も抱えていない。

先発で投げるピッチャーが、一番いいピッチャーということがほとんど。

それを同点の3回で代走などありえない作戦だ。

 

それでも、勝負所とみえる千載一遇のこのチャンス。

プロは代走を出してもいいと思う。

 

しかし、当然のことながら、代走はなし。

 

ノーアウト1塁ランナー三浦で

1番荒波は初球、打ちあげてセンターフライ。

たしかに、甘い球で強振したい球だ。

 

しかし、このケースで初球フライは絶対にダメだ。言い訳はない。

転がす、セーフティ、球数を投げさせてから送る。などが仕事のケース。

最悪でもピッチャーのランナーと入れ替わらなければならない。

そうすれば、盗塁で攻撃の停滞を打開できる可能性もある。

 

ワンアウト1塁で2番白崎となった。

さあどうするかとなったらベンチは打たせてきた。

 

送ってスコアリングポジションにおいてワンヒットを期待するのが

ファンにも意思が伝わる作戦だ。

 

2番に置いており、次はクリーンアップなのに。

 

するとボール三つが先行した。こうなったらフォアボールを狙い、

ワンストライクから送るという作戦がいいだろう。

 

しかし、そのあと、右に打つ姿勢を見せたが、三振だった。

 

ツーアウト1塁となって、フライでスリーアウト。

ピッチャーがまぐれで出塁したにもかかわらず、

上位打線が、ランナーを進められもせず、

とは、何を考えているのか情けない攻撃だ。

 

次の4回。4番の梶谷がフォアボールで出た。

これは、前の回のこともあるので点に結びつけなければいけない。

 

明日へつづける。

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