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2017WBC本番前 日本VSメキシコ

また、野球が始まった。WBCへ向け、日本代表の練習試合だ。

日本代表先発出身地
武田:宮崎、大野:岐阜、中田:広島、山田:兵庫、松田:滋賀、坂本:兵庫、

筒香:和歌山、秋山:神奈川、鈴木:東京

やっぱり西日本の選手が多いのか。

 

打ってくるだけの単純な野球しかしないメキシコなど本番であたっても負ける相手ではない。

初回、2番打者に2塁打を許した。

センター秋山は最多得票ゴールデングラブ賞だが、日本のシーズンの中で

常時出場する外野手の中から選出されたと解する選手であり、

陽や糸井、イチロー、新庄、飯田といった超一流の外野手には及ばない。

同じことが坂本にも言える。

ピッチャーに当たった打球に反応しきれず逆シングルでこぼした。

即座に対応する守備力に不足。難しいプレーでない。

逆シングルで捕ることも難しいプレーではないし、さらに言えば、ピッチャーに当たることを感じとり、

脚を動かして正面に入ることも可能だったかもしれない打球だ。

その脚力も守備力のひとつ。

 

ストライクが入らない先発ピッチャーを代えてくれ、

多くのピッチャーを見られるのは本番に向け日本にはラッキー。

だけど、序盤のピッチャーは、野手に毛が生えたようにしか見えないが、打てない。

ボールの違いと動くボールに無作為に打ち損じる。ボール球にも手を出す。

逆に、武田の球を見たメキシコは本番にはどうやって点を獲ろうかと脅威になる。

 

内川は3大会で代表に選ばれている。

長い間トッププレイヤーでいるのは至難の業。たいしたものだ。

初回のゲッツーは内川にとっては右にヒットするに得意なコースの球を

わざわざセカンドの正面に打った。

捉えられる球であり、打ちに行って問題ない。2回に1回はヒットにできる球だったので

たまたま最悪の結果になっただけ。

ところが、2度の満塁とスコアリングポジションに置いた5回に内川が走者を還せず、

ブレーキの格好になった。

 

内川DHで筒香レフトか。本番ではないとはいえ、日本代表の試合で筒香レフトは勘弁してほしい。

野球のルールの限界だ。最高の野球が展開されない。

 

 

ライト前ポトリで2失点の場面。

送球が逸れ、バックアップの千賀は、

メキシコの待機している打者をよけてボールを取りに行っていた。

あれは、よけずに真っ直ぐ進み、ぶつかればいい。どうせ間に合わない。

そこで守備妨害をもらうこと。

 

2点敗けている6回にキャッチャー大野に代打を出さないのはどういうことか。

初回にバントをして勝ちに行っているように見えたのにどういう采配なのか。

中心キャッチャーに据える予定の大野に経験させたいのか。

 

不用意なストライクを放りホームランを打たれたキロスに対して、

次の打席、千賀は力を入れて投げてきた。

ストレート、スライダー、フォークと持ち球を繰り出し、三振をとりに行った。

 

シーズンが終わって、体が緩んでいるのか。無作為に打ちあぐねた。

まあ、本番じゃないというのが大きいが。

 

こういう試合の目的は、

選手の成長や高度な試合をする、またはおもしろい技術を見せて喜ばせるという意味はない。

それなら、日本の他のチームとやった方がよっぽど有意義。

目的は、WBCに向けての情報収集だ。

レベルが低くなったとしても、違う野球をする相手を知ることが経験であり、

その中で選手の自信付けが大事となる。

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