毎日野球コラム - 野球コラムサイト -

野球を刮目 日本代表 対台湾 いぶかしげ

先週は、1週間、開幕を前にしたこの時期に、

もう一度

不世出の大投手・大谷の歩みについての記述を振り返った。

 

今週からは

大谷についての過去の記述を振り返りながら

別の話題もしていこう。

 

今日は、大谷から離れて日本代表の台湾戦について。

 

サッカーの日本代表がワールドカップを戦う度に

日本中が盛り上がり、

女子サッカーが世界一になると一気に人気が沸騰し、

先ごろは、ラグビーが快進撃を見せると、これまた人は飛びついた。

 

どんなスポーツであれ

日本代表が国際戦を行うと例外なく盛り上がることを知った野球も

これまでの国内での戦いに限界を感じ、

日本代表を常設することで人気向上へ動いた。

 

勝つこと以上に人気取りの主旨がはっきりしているこの台湾戦。

 

この時期にしかも台湾を相手にして強化につながるものではない。

 

この時期は、選手たちはシーズンに向けて調整段階にある。

 

見据えているのは、シーズンであり、そこへ向け万全の体勢を整える。

少しでも、代表参加でシーズンに対して支障が出ると感じれば

辞退が続出するのははじめからわかっていたことだ。

 

離脱は当然の行為であり、自チームへの貢献を優先するのは

プロのあるべき姿だ。

 

それでも、

日本代表として体裁づけられるのは、

野球は個人の力に頼る面が多いからだ。

 

チームによる連動が少ないので、短時間の寄せ集めでも体裁がたつ。

 

そして、相手の台湾。

 

格下であり、どんな野球をするかもわかっている。

これが、アメリカなら格上であり、日本とは全然ちがう野球をしてくるので

大きな経験になるので意味がある。

 

つまり、この時期のこの試合は

代表強化と銘打っているものの強化の意味はなく、

人気とりの策でしかない。

 

昔ならこんな必要はなかった。

 

今とは情報量が雲泥の差で少なかった昔は、

野球だけやっていればファンが熱狂してくれた。

 

ところが、他のスポーツや他の娯楽が氾濫している今日、

策を施さなければいけなくなった。

 

しかも野球という枠の中で策を講じなければならない。

 

どこまでいっても野球という決められたルールの中で

人気を獲得しなければならない。

 

同じエンターテイメントでも芸能には枠がない。

 

歌、演技、お笑い、アイドルと誰が何をやってもいい。

あらゆるジャンルに行き来してもルール違反にならない。

野球に進出して来てもルール違反にならない。

 

したがい、枠がある野球選手は、

今度は、芸能の方に進出せざるを得なくなる。

 

テレビに出て、面白くもない発言をして笑わせようと精をだし、

素人の芸能人と本職の野球をやったりしなければならない。

 

そんなエンターテイメントの一環で今回の代表戦が行われ、

人気を取るための目くらましのイベントを披露した。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

傑作コラム

TOP