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日本VS韓国 やるからにはどんな大会でも敗けられない日本

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初回の韓国の1塁ランナーのタッチアップ。上林は油断した。捕ってからランナーの動きを見て、

ワンテンポ置いてからの送球となった。

以前は、日本がこの戦法をしたことがあった。それは、前回WBCの強化試合対台湾戦だった。

 

この時、日本は本番でもない試合で自分のストロングポイントにすべき技術をひけらかしてしまった。

対して、この日の韓国は、公式戦で決めてきた。

コチラ⇒2016-3-8 勝つための戦い方 ジャパン 対台湾戦

 

薮田は、立ち上がり制球できていなかった。ボールの違いも影響しているようだ。

制球できないことで、どの球でカウントを取って、どの球を振らせて、どの球を決め球にするかという

組み立てがつかめていないようだった。

 

球のかかりが悪いと、自信をもって投げ込んでいけない。

逆に、指にかかって、操れるという感覚がある時は、腕を振って投げ込んでいける。

たとえ、ボールが先行しても慌てず、組み立てができるものだ。

つまり、投げてみないと、いまいちどこへ行くかわからないという状態。

あのコースに行ってくれないかな、行くかな、行ってくれ、というような状態だ。

 

そんな薮田は、良くなってきたかなと思うと、次のイニングには、また窮するようだった。

こういう状態の時は、うまく、ストライク先行して、追い込んでしまえば、思い切って

腕を振って勝負に行けるのだが、そうでないと100%振って投げることができない場合が出てくるので、

狙っていないコースへ甘く行くと、ホームランがある。

 

日本先制の場面、近藤の打球が大きく弾み、ファーストの頭を越えると分かった時点で

ファーストは間に合わない。

そうなったら守備側にとっての次の意識は、ファーストランナーだった源田に向くはずだ。

しかも、源田はスタートを切っており、当然サードを狙ってくる。

セカンドは捕った瞬間、3塁をケアというプレーだ。

これは、セカンドの怠慢であり、センスのなさかも。

捕ってから間に合いもしない、ベースカバーもいない1塁ベースを見つめ、

ワンテンポもツーテンポもおいてから、サードへ投げた。しかも、待って捕っていた。

そして、サードはアウトにするより絶対止めなければいけない送球を後逸。

源田のスピードではなく、韓国のミス、守備力の低さにより先制したものだ。

 

山川のホームランの場面は、ノーアウトで韓国とすれば、ホームランだけはだめという状況だ。

初球、慎重に低めに投げた。それを右中間へ持って行ったバッティングは、持ち前の思い切り振る

打ち方が功を奏した。

ただ、山川は、ボール球を振るので、3つ許されるボール球を使えばいい。

ストライクで勝負しなくとも、打ち取れる打者だ。

 

藤平、寺島、今井に先駆け、堀が代表デビューを果たした。

昨年のアジア大会では、左バッターが全く打てないスライダーと真っ直ぐを披露した。

その活躍と甲子園での活躍でドラフト1位になったが、この日は、左バッターに宝刀スライダーを

ヒットされた。体に厚みが出て、来シーズンどういうピッチングをするか。

 

タイブレークでの上林の同点3ランの後、代わった右ピッチャーに対して

長打のある左バッターを代打に出して、一発サヨナラを狙っていい場面と思ったところだったが、

そんな選手がいなかった。

選手枠が限られる中、切り札となる代打を選出することは難しいか。

ということは、アウトカウントに関係なく、打者が誰であろうとランナーが出たら走る、動く、

という野球をしていくことになる。

 

この大会は、オリンピックのプレ大会ということになるのだろうか。

アンダー24もしくは入団3年以内などという規定を設ける苦肉の策。さらにオーバーエイジとか。

オリンピックも、こういう縛りがあるのだろう。

フル代表とすると、WBCなどの世界大会との線引きができないから、こういう苦肉の策をとる。

サッカーもそう。以前はプロアマ合同とかもあった。

 

国際戦は、1試合で結果を残さなければいけないので、初めて選出された選手ばかりの

今回の日本代表のラインアップでは、いいところを見せられないまま終わってしまったという

消化不良の選手も多かろう。

国際戦は、こういうことが必ずある。

そういう場合は、ベンチも動いて活路を見出すのが1つのチャンスだ。

1人1人に打開を求めず、チームで方針を固める野球をするのもいい。

例えば、狙い球をチームで絞るとか、

チームで高めだけを狙うとか、ワンストライクまでは見ていくとか、外は捨てるとか。

 

オリンピックに野球は必要ないので、たとえ敗けても打ちひしがれるということはないが、

やるからにはどんな大会でも、日本はアジアでは敗けていい試合はない。

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