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いざWBCへ 壮行試合VS台湾振り返り

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台湾は格下。実力は恐れるところはない。しかし、一発勝負は、一つ負ければ負け。

その試合運びは気を付けなければいけない。

事実、前回大会の台湾戦では、接戦になり、敗戦濃厚の中、

鳥谷のスチールと井端のタイムリーで同点に追いつき、延長で辛くも勝った。

 

ところが、この試合の台湾メンバーはWBCへ出場するメンバーじゃないらしい。

アメリカのピッチャーなど台湾国籍以外の選手も出場していた。

 

陽の兄貴は、ソフトバンクの時はピッチャーだったが、台湾代表の一番打者になっている。

打ち方は、まさに転向した選手らしく、うまくない。

 

120試合制で200安打、4割、100打点超えの3番王は、その数字が示す通り

引き付けて、球を見極め、コンパクトに振りながら長打がある良い打者。

気を付けるのはこの選手くらいだったが、日本ピッチャーは、良く打たれた。

 

台湾のあの程度の左ピッチャーに三振することはまずない日本打線。

特に、右打者は見やすいのでフルスイング出来ていた。

 

立ち上がり、追い込み、決めに行っているのに台湾打者に捉えられる則本。

決めのコントロールが甘かった。

 

初回の平田のプレーは大きかった。

まだ、ひとつもアウトがとれていないところで野手も保守的に後ろにそらさないことが

頭によぎりがちだが、思い切って突っ込んでゲッツーにした。

こういうプレーが飛び出すと、

ピッチャーを助け、いやな展開に一息つける。難しい立ち上がりにつけいられることがなくなる。

そうなれば、試合をつくることができる。

 

菊池がさすがのプレーを見せつけていた。

どちらもセーフとなったが、ひとつは完全にセンター前ヒットをスライディングキャッチして

すばやく送球。普通の選手だったら、あそこまでアウトかもと思わせるタイミングにまで

もっていくことはできない。

もう一つが、バットが折れたピッチャー前の打球を牧田が逸らし、セカンド前へ転がった。

菊池は前に突っ込んだまま、ファーストに投げるには、マイナスに投げなければいけない。

そこで素手で捕ると最後は飛びながら投げた。

あれを走りながらマイナスに投げるのはきつく、コントロールもつけにくい。

そこで飛んでしまうことで体が前に行かない壁をつくる。すると、コントロールがつけやすくなる。

 

秋山は、球際がやっぱり弱い。

ゴールデングラブ賞を獲得し、守備の評価も高い選手だが、プロの1流と比べると見劣る。

新庄や陽、飯田、大和、松本、糸井という外野手は捕れなそうな打球でも「捕っちまうかも」

と思わせるが、秋山は追いついていながら「落すだろう」と感じさせてしまう。

菊池も「アウトにしちまうかも」と思わせる。これが一流の守備であり、期待させ、ワクワクさせる守備。

昨年、秋の代表での試合でも深い打球をグラブに当て、落としていた。

 

台湾の外野手の返球は甘かった。

中継プレーが徹底されていない印象だった。

日本のプロの常識でプレーしないで、

ミスがあるかもと思っていつでも次の塁を狙う姿勢を持った方がいい。

 

以前の台湾との練習試合でも

秋山が山田のセンターフライで1塁からタッチアップした。

 

こういうスキをつく走塁を本番で意識したい。そのためにもミーティングや練習で周知させ

試しておくことがよい。

 

中田はキャンプからヒットが無いらしい。それが、昨日の最後の打席でやっと出た。

ヒットだけが選手の価値ではないが、調子は、上がってきていないそうだ。

そんな選手を今後も使い続けるのか?

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