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5連勝となったキューバ戦。
大学時代、キューバに2本ホームラン打たれている菅野。
その試合のリベンジがトップチームの大きな舞台でとなった。
菅野は、前回もそうだったが、悪くないのにタイミングが合ってしまうとパワーのある外国人に
もっていかれてしまう。
持ち球を散らして目線をずらし、的を絞らせないというオーソドックスな攻めで行くか。
青木が、3塁にランナーを置いて還すバッティングをしてくれない。
菊池が無理やり進塁打を打った後、相手が前進守備をしている中、正面に打ってしまう。
オランダ戦でも満塁、前進守備に対してセカンド正面へ打ち、ゲッツーだった。
セーフティバントを試みれば、たとえ1塁アウトでも1点入る。
5回の2，3塁の場面では1，2球目のボール球に手をだし、2球で追い込まれた。
追い込まれた後、ファールで粘り、3度目のセカンドゴロを打ったが、当てただけなので1点入った。
これらチャンスの場面でことごとくセカンドゴロだが、
一番あたりの弱い打球の方が結果は良いということになる。
はじめからこう打てばいい。1点獲ればいいんだ。
その後の筒香は、青木と同じスライダー2つで入って来られたが、ボールを見送った。
ボール先行となり、苦しいバッテリーに4球目のストライクコースに来たスライダーを一球で仕留めた。
青木とは打席づくりが全然違う。
6回の同点の場面では、
代わったピッチャーの初球を小林が思い切って行った。
当たっていて、ラッキーボーイの小林は乗っているので初球からどんどん行ける。
当たりは良くなかったが、三遊間を抜け、レフトが突っ込んでくるのにサードコーチは回した。
タイミングは微妙になるはずだったが、サードカットで同点となった。
おそらく、デスパイネの守備力知り尽くしているので
松田の走力、捕った位置とその時の松田がどこを走っているかで回したのだろう。
ナイスジャッジだった。
その後の山田の打席はフルカウントからスタートを切ってランエンドヒットをかけた。
作戦はそれでよいと思われるが、
結果はなんと山田がバットに当たらないという最悪の三振ゲッツーとなってしまった。
この日1番に入った山田が4打席で結果を出し、4度得点した。
前の試合で一度も出塁できなかった田中に代わり、山田がチームを機能させた。
山田が出塁すれば、筒香が還してくれる。
これに、糸井、大谷、柳田で上位打線が形成されれば、
とても期待したいワクワクする打線になるはずだった。
同点の7回、右打者からはじまるこの回に、また松井が登板した。
松井は自チームでは抑えなので、左右関係なく登板する。
だから、中盤の1イニングを任せるポジションに決めたこの大会は、相手が右であろうが
回の頭から行くこととしているのだろう。左へのワンポイントは宮西だ。
この大会、ずっとチェンジアップが浮いていた松井は、この日も浮いていたが、
最後の打者を三振に取った球がやっと低めにいった。
内川が、代打の切り札として仕事をしている。
今後も、僅差の勝負所、ランナーを置いたところで還す技術をみせてくれることに期待する。
今回辛勝のオランダに前回、2度10点ゲームで勝っており、
今回、2度勝ったキューバには前回、1次ラウンドで敗けている。
ここまで相手に恵まれており、日本でやらせてもらえる利益がある。
だから、4強には入らなければならない。
他のグループの方が確実に手強い。
そっちに入れられ、海外でやっていたら全勝の日本もここまでうまくいっていないだろう。
準決勝からが本当の闘い。
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