毎日野球コラム - 野球コラムサイト -

第4回決勝戦はアメリカ快心のゲーム アメリカ対プエルトリコ

www.facebook.com

https://twitter.com/yakyucolumn

MLB所属選手同士の戦いとなる、WBC決勝、アメリカ対プエルトリコ。

いわばMLBのシーズンと同じ戦いとなる。

もしくはMLBオールスター戦の本気モードといったところ。

 

力と力のぶつかり合いは3回にアメリカがホームランで先制。

これでかなりアメリカ有利となった。

アメリカは豊富な投手陣を早めにつぎ込み、

3回以降の21個のアウトをどうとるか、

どの打者にどのピッチャーで21個のアウトを重ねるかという戦い方になろう。日本戦と同じ戦い方だ。

 

どちらのピッチャーもきれいな回転のいわゆる真っ直ぐを投げない。

ファストボールが動く。

ツーシームを豪快に投げ込み、球速がある。

 

動き、落ち、球速があり、そしてパワーがある。これを初見で打つのは難しいのだろう。

日本は、まったくついていけず、インコースに来れば詰まり、外はファール、

沈めば引っ掛けるという思うツボを繰り返した。

 

ホームランを打った選手が次の打席でセーフティを仕掛けるアメリカ。絶対勝つ!!

日本人のおじいさんを持ち、マーリンズのチームメートでイチローを尊敬するとされる

3番イエリッチがタイムリーを放ち、3点差。

プエルトリコは先発ピッチャーをあきらめた。

 

そのあと、日本戦4三振、今日も2打席三振の2冠王4番打者が、1,2塁から送りバントを試みる。

昨日の日本戦でもMLBチームの守護神であるピッチャーを数球で降板させるなど

勝ちにこだわりをみせているとされるアメリカ。

 

5回、ツーアウトから三遊間へ内野安打で4点目。

ショートが飛びついて捕り、送球も完璧だったが、さすがに刺せず。

しかし、世界のトップレベルの野球の瞬間だ。ナイスプレーだ。

ここを切り取っただけでも観る価値のあるプレー。

 

4点差がつき、スタンドのプエルトリコ応援の女性は頭をかかえ悲しい顔。

絶望しているかのような表情。

 

5回裏アメリカの極端なシフトで三塁手がいない。

三遊間はショートが一人。

そこを三遊間に転がったが、ショートがバックハンドでさばく。これは、アメリカ勝ちパターンか。

プエルトリコはいまだノーヒット。金髪をなでるポーズができない。

 

投手をつぎ込んでいく戦いになると思われたアメリカだが、先発のストローマンが、

6回までノーヒットピッチングと快投を演じたのでストローマンに託す形となった。

 

先発が相手をねじ伏せ、要所で加点していく理想の展開をしたアメリカ。

それでも7回先頭にヒットを許した時点でスパッと継投に移るアメリカ。

この辺は徹底している。アメリカらしい野球。

 

アメリカとしては快心のゲーム。

2次ラウンドで敗けているプエルトリコをねじ伏せ、優勝となった。

 

この試合は、アメリカの一方的な試合となったが、それがそのまま実力差とは限らない。

シーズンのように試合を重ねたり、3連戦だったら展開は、また違うものになる。

野球はピッチャーの出来次第だから。

現に優勝のアメリカも接戦が続き、粘ってチャンピオンにまでたどり着いている。

準決勝に上がるまで2度負けており、薄氷を踏む戦いとも表現できる。

ここが、サッカーワールドカップと違うところ。

サッカーは一発勝負でも割と実力チームが優勝に輝くことが多い。

 

1年間をかけて数十試合を重ねて優劣を決めるのか、3連戦勝ち越しで優劣を決めるのか、

一発勝負で優劣を決めるのか。このシステムにより勝者は変わる。

www.facebook.com

https://twitter.com/yakyucolumn

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

傑作コラム

TOP