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この大会、三浦は勝つことがわかっている南アフリカ戦と消化試合である今日の登板となった。
戦力としては、数えられていないと言える使い方だ。
決勝にとっておいたという見方はできない。
この試合で中村がマスクを被った。
中村は、序盤の試合で左手をケガしたように見えた。
ケガで守ることを控えていたのかと思っていたが、そうではなかったのか。
ということは、中村の守備より古賀の守備が上と判断したことになる。
そして、三浦が投げるのに古賀がマスクを被らない采配とは、どういうことか。
古賀は、打球を受けるシーンが何度もあったし、
打者の振ったバットが左手首に当たるハプニングもあった。相当、体はつらかったろう。
消化試合に疲労と酷使から出場させなかったのだろうが、
三浦にはなんとか古賀が受けてほしいものだ。この試合だけでなく、選手起用が冴えない。
プレッシャーから解放されたのか、イキイキとカナダを圧倒した。
最後の試合で負けてもどうってことない試合、
みんなで楽しもうとする気持ちがノビノビとさせているというのは間違いない。
ただ、だから結果が良いというわけでは必ずしもない。
野球はピッチャー次第なので、前回カナダにあたった時のピッチャーと今日のピッチャーの
力量や調子の差でこういう点差になる。
この結果は、ノビノビのおかげか、相手のピッチャーの力量か、そしてモチベーションか、
それはわからない。
カナダの6回から登板したU-18には見えない長身の右パワーピッチャ―の球は速かった。
カットボールもあり、これらがさらに磨かれれば打てない。
まだ荒削りで、あとはコントロールということになるが、すぐにプロで鍛えたい素材だ。
日本のプロ球団にとっては、とても魅力に映る。L.リーチという選手か。覚えておこう。
消化試合に凄いピッチャーが、それも4番手でいたもんだ。
7回、増田の3盗はセーフだった。
アウトにされたのは7点差での盗塁への対処ということもあろう。
9月2日のこの場で記したが、
点差ある状況での盗塁が、どう映るのだろう。
日本の高校野球なら負けたら終わりの一発勝負なので点差は関係ない。
セーフティリードがないので、いくら点差があっても走って構わない。
また、点差が離れようと全力プレーをすることが奨励されているので構わない。
国際戦では、侮辱行為に感じたりするのだろうか。
対照的に8回の伊藤の3盗は、高校生活最後の打席の清宮がホームランを狙っている打席で
2つ狙った真っ直ぐを後ろにファールしてしまった。
追い込まれてしまった清宮に
もう一度仕切り直しでチャンスを与えるために走り、刺されたように映った。
その内情がカナダ側や審判に伝わらないだろうが、国際戦の消化試合ならではの光景だ。
然して、清宮の最終打席はデッドボールとなってしまった。報復に思える。
そのあとの清宮の盗塁で主審が警告の仕草を見せた。
最終回は清水が登板した。
甲子園の決勝と同じで、甲子園の胴上げ投手を締めに起用した。
これは、粋な演出だ。
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