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世界一には最大の敵となるアメリカと最初の手合わせ

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早くも最大の敵であり、どうしても勝ちたいアメリカとの探り合いの1戦が実現した。

 

アメリカの先頭打者に追い込んでからの勝負球になるスライダーが2球続けて高めへ行った。

最初のは、初めてのスライダーだからファールのミスショットをしてくれたが、

2球同じ甘い球は逃さない。

このランナーが2盗を企てたところ、中村の強肩がストライク送球で刺した。

 

2回先頭に2ベースを許した後、中村の2塁牽制が逸れ、3進を許した。

これは、サインプレーのように見えた。

サインプレーでなくとも咄嗟のプレーである、いわゆるアイコンタクトでも可能なプレー。

日本代表に選ばれる選手たちは、咄嗟のひらめきで一瞬のプレーができるセンスを持っている。

そして、受ける方の選手もそれに合わせて動くことができるセンスがある。

このシーンでは、

ショートの小園がスッと2塁ベースへ入り、中村が送球するサインプレーだろう。

タイミングはアウトにできるかもしれないようなナイスプレーであり、ランナーに当たらず、

あと少しベース寄りなら刺せていたかもしれない。

急造チームであろうと、お互いの力量を把握すれば、あいつならこれくらいやってくれる。

あいつならここでこんなプレーをしてくるかもしれない。

あいつならこれをやっても対応してくれる。

と信頼しあってプレーするもの。

 

今日の試合、初戦のメキシコと少し、オーダーを変えてきた。

アメリカの右投げピッチャーに対し、上位5人、左打者を並べ、9人中6人が左打者だ。

先日もこの場に記したが、

右ピッチャーには左バッタ―、左ピッチャーには右バッターが打線のポイントとなる。

この大会通じての戦法となる。

 

アメリカの先発ピッチャーの球は、速くなかった。

おそらく、このピッチャーはエースではないだろう。

アメリカも日本が、優勝するに最大の敵と見ていて、勝負はトーナメント戦に入ってからとして

見せない作戦ではないか。

 

ところが、左打者が並ぶ日本打線に序盤から2番手にスイッチした。

2番手の左ピッチャーは力のある球を投げ込む。日本打線はついていけていない。

日本では三振が少ないことが特徴の右打者の増田も空振りを繰り返している。

それほど、力のある球だ。

 

川端の真っ直ぐにアメリカ打者は空振りが目立った。

カナダの地は、球速が出るのか。

だが、ホームランの球は、2球真っ直ぐを空振りさせて、

行けると思って続けた3球目の高めへ行った真っ直ぐを195センチ110キロの選手に

逆方向へ運ばれた。

一球、変化球を見せておけば、こうはならない公算が高く、攻め急いだとも言えるが、

真っ直ぐに合っていないのなら3球続ける配球もあり得、単純には責められない。

 

5回ノーヒットで1点獲られた場面では、振り逃げで出したランナーを2塁までやり、

またしても振り逃げを今度は、1塁で刺す間に2塁ランナーに本塁突入されてしまった。

これはミスであり、

川端がホームベースカバーにいるだけでもランナーは突っ込んでこなかったかもしれない。

パスボールした中村もミスだったが、中村の肩だから1塁を刺せたというのもある。

刺せる能力があるので1塁へ投げたが、投げていなければ逆に、点をやらずに済んだという

皮肉なプレーだ。

 

20個以上の三振を奪いながら、逆にシャットアウトで負けるという珍しい試合だった。

負けたことに落ち込むことはないが、アメリカ相手に光明が見られない。

暗い先行きを見せつけられた。

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