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2018年日本代表初試合 対オーストラリア

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この時期の日本代表の試合は、まだ調整段階。

特にバッティングは、シーズン中の感覚とは違うズレが出てくる。

試合勘もまだまだであり、選手もその感覚のズレを確認しながら

今の自分の状態はどうかと手探りし、たとえ結果が伴わなくとも納得する部分が多くある。

 

ピッチャーも同様ではあるものの、日本のピッチャーは短いイニングを

特徴である多彩な球種で目線をズラし、翻弄していた。

海外の多くのチームは大きい体で振り回してくるので三振は多くなる。

気をつけるのはどの試合でもホームランであり、この試合もそういう展開となった。

 

オーストラリアのピッチャーを日本打線は嫌がっている風ではなく、

動かしてくる球も怖がるほどの球ではなかった。

前半は0が並んだが、これは調整段階のバッターがそれぞれの課題をもって打席に立っていたから

球筋を見ることでカウントをとられたり、ミスショットがあったりというところであり、

そのうち捕まえられるという感覚だっただろう。

 

特に、日本代表常連の選手たちは余裕をもって試合に臨んでおり、さすが脂ののった一流という

印象を受けた。

 

その中でも秋山だ。

得点した回の先頭打者として追い込まれてから粘り、四球を勝ち得た。

最高のバッティングだった。

先頭で球数を放らされた上でノーアウトのランナーを背負うピッチャーの落胆は大きい。

秋山がこの回の2得点を生んだ。

 

追い込まれてからの変化球を頭に入れながら、速い球をカットしていく技術は

日本代表に欠かせない選手となった。

一方、代表には新鮮な顔の若手は

張り切って結果を出し、アピールしようという姿勢に見え、

余裕を感じず、空回りしているようだった。

 

日本の課題は、なんといっても動くパワーピッチャーへの対応だ。

前回、WBCで敗れたアメリカはそういうピッチャー陣だった。

WBCだけでなく、高校日本代表が敗れた決勝のアメリカ戦も同様だった。

 

日本にはいない動かすパワーピッチャーをどう攻略するか。

普段、日本で対戦できなく、それを一発勝負で攻略しなければいけないという注文がつく。

秋山の打席がヒントになろう。

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