毎日野球コラム - 野球コラムサイト -

センバツ準決勝 大阪桐蔭VS三重

野球情報メールマガジン

https://twitter.com/yakyucolumn

三重の10番の先発ピッチャーはシュート回転する真っ直ぐだった。

フロントドアやバックドアのようにボールからストライクになれば打たれないが

コーナーを狙った球がストライクから中に甘くなると痛打を食らうだろうと見ていた。

うまいこと散らばった投球により大阪桐蔭打線が好球必打を出来ず、凡打した。

 

それにしても、大阪桐蔭のメンバーはすごい。

大学チーム相手でもいい勝負になろうし、高校日本代表は大阪桐蔭が多くを占めていい

と思われるメンツだ。

 

この打線なら9イニングあれば、いつか捕まえられると思っていたが、

8回までリードを許す苦しい展開。

春のこの時点ではたとえ負けても、さらなる目標ができ、より密度の濃い練習を課すきっかけになる。

この先も野球を続ける選手が多いことだろうから

将来の日本の野球を思えば、負けもよしだ。

 

この試合で今大会初のエラーが出たり、バント失敗があったり、悪送球があったりということで

スキがなかった大阪桐蔭にミスが出たという見方がある。

 

9回のバント失敗は投球が抜けて右打者の顔の方に向かってきた。

こういう球筋にはバントしようと思っていると手が出てしまう。

そしてフライになってしまうものだ。

WBC でイチローがセーフティバントを失敗したシーンがまさにそれ。

イチローはこの時、心が折れかけたと言っていた。

 

戦力が高いので、ちょっと出るミスもどうってことはない。

普通は、そのミスが痛いのだが、そんなこと関係ない戦力なのだ。

 

苦戦する一番の理由はボール球に手を出すこと。

今まで打ちまくってきているメンバーは

多少難しかったり、ボール球でも打てると判断して手を出す。

今までの成功体験に浮かれて、打てると思い、ボール球に手を出し、

それで凡打を繰り返す。

力でねじ伏せてきた大阪桐蔭が取りこぼさないためには、打てる球をミスショットせず

捉えるということだ。

 

さて決勝は、投手陣が充実している大阪桐蔭が圧倒的有利だ。

三重との1戦でも4回、満塁のチャンスで早くもエース柿木に代打を送る余裕がある。

2番手以降もエース級なのでいつ代えても余裕しゃくしゃくということ。

対して智弁和歌山は誰が投げるのだろう。

大阪桐蔭ワンサイドゲームもあり得る。

野球情報メールマガジン

https://twitter.com/yakyucolumn

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

傑作コラム

TOP