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ルールは神様 審判の裁量は不要 文句があるならルールを作ったやつに言え

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29日のロッテ―日ハムで清田がホームへ突入というシーンがあった。

判定は一旦、アウトを宣告するが、コリジョンルールが適用されセーフとなった。

 

コリジョンルールがあることから、ベースを空けておかなければいけないというのは周知の事だ。

ならば、ランナーの走路でタッチに構えてしまったのは、キャッチャーの未熟と言えよう。

しかし、ブロックの形になったとは言え、キャッチャーにその意識はなかったように思われる。

つまり、ルールを無視してもランナーの走路を妨害し、体を張ってでもアウトにしてやろうという

意識はなかったように思われるのだ。

 

未熟という評価は仕方がないとしても、キャッチャーに悪意はなく、タッチに行った結果が

コリジョンに引っかかったという風に見えた。

しかも、タイミングは、完全にアウト。

ランナーがスライディングに入る前からキャッチャーはボールを持っているほど

余裕のタイミングだ。

さらに、ランナーはケガをしていない、キャッチャーも何ともない。

 

誰が見ても余裕でアウトのこのプレーでさえ、走路に入ってしまったことでセーフとなった。

コリジョンルールが導入される際、導入された直後も反対の意見は多かった。

それはアグレッシブさがなくなるからというものが大勢だった。

今回は余裕でアウトのプレー。

アグレッシブプレーでなく、平凡なワンプレーでさえ、セーフ判定となっている。

観ていた者にはシラケムードが漂う。

 

ラフプレー禁止のために設けられたこのルールが、本来の意味を見失ってしまい、

このプレーのように、どちらにも危険がないにもかかわらず、

キャッチャーが体を使ってのタッチを禁止としてしまうと、

危険防止のためでなく、走者有利のルールへと変貌してしまうことになる。

 

その結果、プロのスピードやスライディング技術というものまで観る機会を奪ってしまう。

 

このプレーは余裕でアウトであり、危険のないものだからと審判が裁量をもってアウトとしてもいけない。

判定は裁量をもってしてはだめであり、スポーツにおいて現行ルールは神様。

全ての者が従順となる。

 

審判はルールに示された通り判定し、正確こそ是であるため、この判定を下した審判に問題はない。

見つめ直すなら、現状を考慮してルールについてなされることになる。

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