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昨日、安達の最高の働きについて記した。
内野ゴロで決勝打とした働きのことだ。
チームが期待した仕事を果たし、貢献してくれた見事な活躍だ。
だからと言って、次戦、先発にということになるとは限らない。
それは先発選手9人がチームの実力上位9人で構成されるわけではないということが挙げられるから。
この安達の時のように状況が揃った時、最高の選手に打席が回ってきたりしてくれることが
チームにとって最適なのだ。
終盤の1点欲しい場面で3塁にランナーを置き、さらにワンアウトだから
脚があり、内野ゴロで得点できる安達が打席なのが最適だったということだ。
その状況によってなら最高の打者を迎えることになるが、これがツーアウトランナーなしなら
一発のある打者を代打にということも考える。
つまり、そのチャンスが来ないと使えない選手というのがあり、
逆に選手の特徴を生かして、適材適所に使うとも言える。
例えば、日本代表の国際戦などでは、日本の一流選手が集まる。
すると、野球のルールでは先発選手は打席と守備を両方こなさなければいけないことから
守備に弱い筒香のような打者を代打に回すという戦い方も考えられる。
大谷もピッチングを考えれば、代打の一振りにかけようという選択をすることになる。
先発出場した野手(打者)がランナーなしで4打席を迎え、全てをホームランしたとして4打点。
0-0で迎えた満塁に代打で1本ホームランを打てば4打点。チームへの貢献は変わらない。
4度の打席をランナーなしで迎えて最高の結果を出して、それを4回も繰り返しているのに
1度の満塁ホームランの仕事と変わらないということになってしまう。
先発で打線に組み込んでしまうと、巡り合わせによってこのようなことが起き、
そうすると歩かされることもある。
チーム事情、他の選手との兼ね合いで最強バッターを切り札としてとっておくのも高度な戦略だ。
代打は控えに甘んずる打者の担うポジションという限りではない。
一般的にはレギュラーが実力上位で、それには劣る選手が代打に回るという意識がある。
実力のあるピッチャーを勝ちゲームをきっちり締めくくるために、
あえてクローザーとしてとっておくのと似た、切り札を勝負所の代打としてとっておく戦略なわけだ。
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