南神奈川を1強で勝ち上がり、初の3年連続出場となった横浜高校。
松坂で春夏連覇したのが、もう20年前。今年は、この場で優勝候補2番手に推した。
吉田の立ち上がりを攻め2点を先制したが、その後、2桁安打を放つもののつながらない。
2桁奪三振も許し、吉田に屈した。
金足農は2本のホームランでまさかの展開となった。
8回の攻防で横浜は、ダメ押しにスクイズを敢行したが、決められなかった。
出来る球だっただけに、痛かった。
対してその裏の金足農は連続ヒットから、送りバントをフライとした。
させない投球をしたとは言え、横浜としては大いに助かった。
お互いに作戦がうまく行かなかった攻撃と思われたところで
直後に逆転の3ランが飛び出した。打った瞬間はセンターフライかなと思ったが、まさか入るとは。
風があって伸びるとされていた。
初回の横浜の3塁打、3回の金足農の3塁打など、外野手が目測を誤っていた。
本当に、風が打球を押したのだろうか。
及川VS大阪桐蔭打線を観たかったのだが、残念だ。
木更津総合は、先発に根本を立てた。
根本はここ2戦リリーフをしているが、球が速いピッチャー。
ヒットからバスターで1,2塁として、最高の攻めを見せる下関国際の初回。
3番打者の緩いショートゴロを2塁へ送球しようという体勢からゲッツーは無理と判断すると
サードフォースアウトに切り替えた。素晴らしいプレーを見せる。
勢いが出てきた根本の真っ直ぐに4番5番が速球に押されて無得点となった下関国際。
ショートのファインプレーが根本を救った。
また、2回1,3塁から盗塁をキャッチャーが刺した。3塁ランナーが気になるこのケース、
高校野球では1,3塁で1塁ランナーに盗塁を許すシーンが多い。
そこを見事な送球で刺した。ここでも根本を助ける。
下関国際はランナーがいる状況で、バスターをしたり、ゴロを打つ意識が高く、ランナーを進めてくる。
いい野球だ。
球威はそれほどでもない、鶴田のツーシームが効いた。
コントロールが良いので、連打を簡単には許さない。あのツーシームが、ゴロを打たすことができる。
今年の木更津総合は強いチームと思ったが、鶴田のピッチングに阻まれた。
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