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無意味な2戦を消化した高校日本代表 アーめんどくせー

香港戦といい、スリランカといい

日本の地方大会でも早々に消えるような実力のチームを日本代表ともあろう選手達が

相手をしなきゃいけないのはかわいそう。

国際親善の名のもと、付き合わされる一流の球児たち。

 

どう見ても、日本の高校野球の厳しさを経験してきた選手たちと一緒に試合をすべき相手ではない。

日本の高校野球は、トーナメント戦で2年数か月、甲子園を目指して一生懸命やってきても

大舞台を味わえず、野球を辞める選手が大半だ。

大舞台に立つことがない多くの高校球児は、

この代表に選ばれるような選手たちが所属する高校となど練習試合すらさせてもらえない。

日本代表のピッチャーの球を打席で見られることすら切望している選手は多い。

それなのに、国際親善や野球普及というだけで、

この程度のレベルの選手たちが日本の一流選手を相手にできる。

日本代表選手達は本当に不憫だ。もっと、有意義な時間を使わせてあげたい。

彼らにとって試合だけをとってみれば、有意義な経験にはならない。

 

そもそも、これだけのレベルの差を各チームはどう感じているのだろう。

ありがたいと思っているのか。私たちはあなた方に時間を使ってもらえる身分ではないので

遠慮しますと言ってほしい。

 

この国際大会では、点差が離れると盗塁を自粛するとか、

スリーボールになったら打たないとかいう不文律の所作を通達されているらしい。

相手への敬意を棄損するとか、失礼とかいうものなのだろう。

それは、高度な野球で拮抗する実力の場合に当てはまること。

明らかにピッチャーのモーションの練習不足、キャッチャーのキャッチングからスローイングまで

低レベルのチームを相手にしてあげているのにバカバカしい伝達事項だ。

そんなことに気を配るくらいなら、

そもそもこの実力差で試合することの方が日本の高校野球代表に失礼だ。

 

日本選手は木のバットへのアジャストがしっくりきていない選手が多い。

この場で地方大会の時から記してきた大谷そっくりの渡邊が先発。

長身と投げ方だけでなく、顔まで似ている。

 

結局、相手は韓国だけなのだが、日本の高校生の完成度はアジアでは圧倒している。

一発勝負で負けることもあるが、10試合やれば7つは日本が勝つだろう。

つまり、その時代に現れた、スーパーエースが韓国にいなければ、日本が勝つ。

日本の投手陣と守備陣が大量失点することはあり得ないから。

 

高校日本代表に限らず、フル代表に至るまで日本の課題は動かすパワーピッチャーへの対応だ。

そこしかない。

日本の野球は、守備力、走力、戦略、緻密さは世界トップであり、パワーは勝つことはできない。

ただ、パワーと言っても150mの飛距離はいらない。

100mのフェンスを越えればホームラン争いでも勝負になる。

打線のつながりで点を獲れば、パワーのアメリカ、カリブ海のチームにもチーム戦として勝つことができる。

勝負は動かすパワーピッチャーをどうするかだけ。

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