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投手起用に偏り 痛い目を見てからでは遅い アメリカ戦

極端なシフトを敷く内野がいるところにわざわざ引っ張ってセカンドゴロを打つ

吉田の気が知れない。

1,2塁間に3人内野手がいるのだから、徹底して左方向に打てばいい。

球が動くから意識すると自分のバッティングができないとか、それだと術中にはまる

とか言い訳しないで、空いているところに打つのがバッティングだ。

それで失敗してもいい。確率の高いことをやるプレーの選択を積み重ねることが

スポーツ。とにかく詰まってショートゴロを打てば1点入っていた。

2打席目もゴロを打てば1点なのに、そういうバッティングをしない。

吉田は戦犯モノだ。

 

ピンチにワンポイントで登板した嘉弥真は、当然、左のワンポイントのために

呼んでいるので、こういう場面に出てくる。

それをきっちり三振で凌いだ。

国際戦はこういう使い方で戦うのがいいかもしれない。

 

つまり、27アウトをポイントごとに最適なピッチャーを出しては代えの試合運び

ということだ。

今日の高橋はあまり良く映らなかった。スライダーは棒球に見えたし、球威も感じなかった。

高めのストレートを使うカウント揃えも悪かったように見えた。左打者には

フルスイングされていた。

だから、早くに見切りをつけ、打者の並びにより、セットアップやクローザーの

こだわりなしに、ヒットを許すまで、引っ張り、塁に出したら交代、

そして相手打者をみながら右打者には右ピッチャーを充て、左打者には左ピッチャーを充てる

というアウトの取り方だ。

 

6回から登板した大野。大野は回アタマからの登板がいいということなのだが、

この回の先頭は右打者だ。ならば、右ピッチャーを出さなきゃいけない。

右がしっかり右を抑え、先頭を切ることになれば、続投させればいい。

とにかく、野球の定石として先頭を出さないということを重要視することだ。

ピンチになってからの交代ではなく、先頭を切るために全力を傾けるのだ。

先頭を切れば、失点の確率はぐっと下がる。

ワンアウトから出塁されても相手の作戦は狭いものにあり、アメリカなど打ってくるだけだろう。

それか、盗塁くらいしか考えられない。

先頭を出し、無死のランナーには守る方は嫌な気になるし、攻撃側は仕掛けてくる。

とにかく、先頭を切るために最善の投手起用が必要だ。

 

それとは逆で7回は先頭が左打者だから大野の回マタギでの続投でいい。

そこで左打者を三振に打ち取って、次の打者が右打者でも続投したらいい。

塁に出したら代えればいい。

右打者にはホームランだけ気をつけて、ワンヒットはいいという攻めをしたらよかったのに

ホームランされてしまった。

だが、全てが思い通り、うまく行きはしないので、最善を尽くした結果がホームランなら

それは仕方がない。

とは言え、前の回に1点差に詰めたところだけに、この失点は痛い。

 

最終回も右打者が先頭なのに何で左ピッチャーを出すの。

さらに、申告敬遠から1,2塁で右打者に中川続投は神に祈る采配だ。綱渡り。

そしてシフトを敷かれた時に、いないところに打とうとする選手がいない打線。

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