両チームがもう一度、次の日決勝を行うという、過去に例がないほど何のためにやっているのか
わからない公式戦となったこの日の試合。
完全に前日の練習試合と化したこの取り組みを決勝にしてしまえばいいものだ。
WBCでは韓国とひと大会に5試合行うという組み合わせの妙があったが
国際大会のルールにはおかしな事態が起こり得る。
点差が開いたからか、いろいろ使っておきたいからか、選手を続々代えたら、
すぐに詰められてしまった。
ただ、明日の試合を考えれば、点を獲って接戦は相手投手をいろいろ見ることができるので
情報を仕入れられるし、明日使えなくなるということがでてくるのでいい傾向と言える。
同じことは日本にも言えることにはなるので、明日の試合へピッチャー陣はできるだけ
温存させておいた方がいいはずだ。
甲斐野、山本、山崎は見せなかった。
球筋を一度でも見ることは打者にとって大きな情報となる。
決勝でも投げる可能性があるピッチャーは、その一戦で中心となりそうな攻め方を避け、
その攻め方が生きる別の球や別の攻め方でそちらを意識させておくことがよい。
作戦としても、源田が見せたセーフティバントのようなことはしない。
盗塁すらしない。
盗塁を見せておいて、明日の試合へ意識に植え付けさせるという見方もできるが、
本当の武器は隠した方がいいものだ。
ただ、外崎の盗塁は相手バッテリーがあまりにヘタクソだった。
それを確認しておくに試すには良かっただろう。
あれなら、何遍やってもセーフになる。
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