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野球人気をさらに低下へ導きかけるフル代表 ベネズエラ戦

右ピッチャーに対しても左ピッチャーに対しても外に厳しい主審。

これの影響もあり、両軍初回ピンチとなった。

 

その初回、1死2,3塁から内野ゴロでも1点の場面で1球も振らずに三振した。

3球必ず来るストライクをこの場面で1球も振らないというのは大チョンボだ。

エラーや走塁がミスと見られがちだが、これは大きなミス。

内野ゴロを打つだけのバッティングなら成功確率5割以上はあるはずだ。

ヒットを打とうとすることだけがバッティングではないということ。

 

この場で何度も記してきたが、右ピッチャーには左打者、左ピッチャーには右打者を

充てるのが絶対にいいのだ。

代表戦は1流選手が集まるわけだから相手ピッチャーによって、打線が変わっていい。

左ピッチャーなら右だけ並べるくらい思い切ってもいいのだ。

それでも、出てくる選手は皆、1流なのだから。

この日は左ピッチャーが先発して来たのだから右打者がキーになる。

主軸となる打者が左のパターンの日本は当然、序盤苦戦となる。

そして、右で期待の4番の鈴木が2三振、浅村が初ヒットと、右打者が打線につながりを決め、

得点の有無に関わる。

 

そこで5回に右ピッチャーに代えてくれた。

これで、日本逆転となるだろうと見ていたら、すぐに2点を獲って逆転した。

 

2点ビハインドの場面でキャッチャーにキャッチャーの代打にこだわり、

右ピッチャーに右打者の曾澤を代打に送る確率の低い選択をする日本の野球。

源田の方がよかった。

7回、吉田に左ピッチャーが出てきたところで代打、山田でもよかったくらいだ。

稲葉などこんな程度なのはわかってはいた。

選手に気を遣いまくる代表首脳陣は、世間からも非難されないような采配しかできない。

坂本に代打を出したというのも理由付けがあるからできた。

とは言っても、その英断は少し見直した。

 

山田を先発に使わないという作戦だが、これはこれであり得る。

代走のためだけに呼んだ周東のように、一振りだけに期待する打者を置いておくことも

国際戦。

ここぞの場面でとっておきがいるというのは戦略として優秀だし、心強い。

ただ、相手先発ピッチャーが左なのにDH吉田というのは解せない。

 

この大会に重みは感じないが、代表戦で不甲斐ない戦い、つまらない野球をすると、

日本の野球発展に響く。

ただ、この勝ち方はチームに勢いを与えるだろう。

チームの気分はいいはずだ。

 

ところで、代打を出すときなど交代を告げる時、稲葉は指笛で主審を呼んでいるが、

出て行って、告げてはいけないのだろうか。

そして、主審にも手で選手を指すだけだから、意味がない行為だ。

監督が選手交代を告げるというルールだから、監督がやらなきゃいけないのだが、

口で伝えないのなら、形骸している。

高校野球のように選手が自分で伝える方が、これならいいくらい。

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