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日本のフル代表なのに甘い野球 台湾戦

台湾戦のグラウンドはイレギュラーだらけだった。

序盤、菊地が捌いたセカンドゴロも捕る前に一度イレギュラーしていた。

菊地は平凡なゴロに見えるように捌いていたが、実は少し難しい。

この辺がプロの技だ。

そして、山田のエラーは弾まず、坂本の時は大きくバウンドがはずんだ。

 

台湾は3回で先発ピッチャーを降ろして2番手に左ピッチャーを持ってきてくれた。

1番からはじまるこの回、山田、菊池、と右が並び、1人飛んで鈴木、と上位に

右が並ぶのに、左ピッチャーを出してくれたのはラッキーだ。

しかも、投げ方からして、テイクバックの大きいスリークォーターは右打者からは

見やすそうだ。

そこで、菊池がヒットで出て、鈴木にはワンスリーのバッティングカウントから

おあつらえむきにど真ん中真っ直ぐを投げるという自暴の投球。

それを鈴木はきっちりホームランにし、得点とした。

 

今永はセットに入る時、グラブを腹の前で構えてチョコマカ動いてから止まる。

するとすぐに投球動作に入る。どうにもボークにとられそうでスッキリしない。

菅野もチョコマカしてから止まるのだが、これらの動きが気持ち悪い。

ただ、それはそれでいいとして、今永は止まったらすぐ動き出すので、

完全停止に見られない可能性があるように思えて仕方がない。

 

鈴木のライトからの返球にチャレンジでアウトからセーフに覆ったが、

このプレーは坂本のカットの位置がおかしかった。

余裕のタイミングなので坂本がカットできる位置に入ってカットして、

松田にタッチしやすいところに投げていれば、リプレー検証になるまでもなかった。

プエルトリコ戦の周東の盗塁もタイミングはアウトだった。

本人もアウトだと思い込んでいた。だから、リプレー検証しなくていいといった

ような意思をベンチに伝えていたように見えた。

ところが、送球がショートバウンドだったのでベースカバーのショートのグラブの

動きが下から上へとなってしまったので、一度上に上がったグラブを下げるのに

時間がかかり、その間に足が入ったという形になり、チャレンジ成功となった。

 

5回1死2,3塁の場面で近藤の内野ゴロに松田は自重した。

2,3塁の場面はゴロゴーだ。

仮に挟まれても2,3塁の形を作れるし、アウトになると思えば、大きくオーバーランして

打者走者を2塁に行かせられる。

最悪、タッチアウトの1,3塁でも2死なのでそれでもいい。

近藤の打球はバットの先に当たり、バウンドしたので還って来られる打球だったので突っ込む打球だ。

ヒットを打って点を獲るのは確率の低い作戦なのだ。

こういうところでちゃんと得点しなければ、勝ったとしても先がない。

むしろ勝ってしまうことでこういうプレーを反省しない。

坂本のプレーと言い、勝ったことで反省せず大事なところで1点獲れない、

大事なところで進塁を許してしまうということになる。

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