東海大相模と近江という好カードはどんな試合になるか。
最大の関心事は林VS東海大相模攻撃陣だった。
近江にエラーが多く出て、林を助けてやれなかった。
近江は昨年、金足農に結果的にツーランスクイズになった形で逆転サヨナラを食った。
上手く守れば、防げたプレーだった。
そして、珍しいプレーでの逆転サヨナラということで、
金足農と吉田のフィーバーに一役買う形になった。
勝てると思った試合を落としてしまい悔しかったはずが、
今年も守備陣のミスが目立ってしまった。
その悔しさを胸に、昨年の2年生バッテリーが今年もキッチリ甲子園に出てきた。
林は滋賀大会で、26イニング無失点という貫禄で、この経験はどんな戦いを見せるか
と高校野球ファンは楽しみだったが、初戦から東海大相模にぶつかってしまった。
東海大相模は、優勝を狙う。
昨年、大阪桐蔭が春夏連覇をして、次の世代は星稜がリードしていくだろうと
見ていた。
その星稜がセンバツで敗け、この夏もそこまでの力を感じない。
東海大相模はチャンスだ。
ただ、優勝を狙うなら、近江とはやりたくなかった。
他に優勝を狙うチームと近江にやってもらい、林に倒してもらうという勝ち上がりが
楽だから。
神奈川大会がまさにそういう組み合わせだった。
神奈川は、両横綱の横浜高校と東海大相模のどちらかという勢力だった。
お互いに、相手になるのはそう思っていたはずだ。
ところが、準々決勝で高校野球史上最大の番狂わせとして、県立相模原が
横浜高校に逆転勝ちをしてしまった。
これで東海大相模は一気に楽になり、結果、決勝は24得点という圧勝で
甲子園でも優勝候補として乗り込むことになった。
東海大相模は何と言ってもプロ養成機関、野球専門学校だけに投打に層が厚い。
ピッチャーがいくらでもいる。
ただ、総じてピッチャー陣の力が高いというわけではない。
遠藤は球威があるので、遠藤に負担をかけない形でうまく使って、勝ち上がりたい。
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