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実力の程がわかる大会8日目 智弁VS明徳 敦賀VS久我山

智弁和歌山と明徳義塾の1戦。

名門同士の好試合になった。

破壊力の智弁に対して試合巧者の明徳は、

戦前から守備は完璧にこなさないと勝負にならない、と見ていたようで、

さすが歴戦の強者らしい分析。

冷静に相手の力量と自分の力量から試合展開を読んでいた。

破壊力のある相手でも投手を含むディフェンス力で凌いで行けば、

高校野球は充分勝負になる。7回途中まで1点リードで試合を運んだ。

しかし、野球は9イニングを抑えきるのが難しい。

情報が行き渡っている現在では、9イニングトータルで攻略を考えるから。

1巡目は事前の分析と実際の差を埋めることに使ったりする。

 

7回のイレギュラーでの同点の場面は、明徳としてはゲッツーと思っただろう。

高いバウンドだっただけになおさらラッキーバウンドと容易にゲッツーだと思ったはずだ。

これがイレギュラーした。

しかし、これは不運ではない。

これが起きうることはわかっているのだから、そこへの対処も課題となる。

ゲーム中に、イレギュラーはあり得ることなのでイレギュラー対策も練習の

ひとつだ。

不運といえるのは予想外の出来事を言い、たとえば、本来敵でない審判に不利な

判定を下されたりすることを言う。

 

敦賀気比と国学院久我山の一戦。

久我山エースでは敦賀気比の呼び込んで鋭くひっぱたく上位打線は抑えられない

と見ていた。

初回に1,2番が早いカウントで打ち損じてくれたので、

久我山としてはラッキーな立ち上がりだった。

しかし、すぐにつかまった。この時点で20点ゲームもあり得ると見られた。

 

久我山は西東京大会からエースが長いイニングを投げていたので

エース頼みのチームかと思ったら、2番手のサウスポーが良いピッチャーだった。

このピッチャーをうまく使ったらよかったのかなという感想を持つ。

 

後半は点差が離れたのでお互いに思い出作り。

双方、控えを使ってきたのでおよそ、甲子園大会でない戦いで時間を消費した。

 

敦賀気比の1年生1番打者はすごくいい選手だ。打席での振る舞いはとても1年生

に思えない。2打席目のバントだけでもとてもセンスの高さを感じる。

敦賀気比が一気に優勝候補へ名乗りを上げた。

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