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U-18 VS南アフリカ

高校生の世界大会は毎年やるわけではないので、

このタイミングで3年生の選手はラッキーだ。

清宮は1年生の時に出場した。

アメリカに敗けて涙まで見せが、そのリベンジを3年生時に賭けた。

しかし、またしてもアメリカには勝てなかった。

だから、プロでも全日本入りして、世界を相手に戦う、とりわけアメリカに勝つことに

情熱を燃やしている。

ちなみに国際大会はU-18という区切りなので、日本は高校生で構成されるが、

国によっては日本で言うところの中学生がいたりする。

 

甲子園大会が終わり、高校野球が終わった今、

それまでは夏だけを見て戦ってきた1流選手が国際大会へ向けては

気持ちが全く違うことになるだろう。

そして、集められた選手たちがお互いにトップの個性派を知るということは

とても有意義だ。

お互いへの刺激がこれからの野球にだけでなく、人生にとって有意義。

その中で野球ができるのは、本当に楽しいだろう。

 

毎年、この国際大会ではチームワークの良さを感じる。

勝つためだけに戦っている彼らは、自分が出る、出ないに関係なく、お互いに

1流を認め合っているチームメートの試合のために献身の意思がすごく見える。

 

南アフリカ選手は体が大きいが、敗けようがない相手で、日本だったら

甲子園にも出られないチームだ。細かいプレーはとてもヘタ。

それにしても、日本チームは左打者が多いものだ。

この日は1、2、3、5、6、8番が左打者。

 

この試合19点を獲ったが、単純にヒットの連打だけでの得点はない。

野球とはこういうことになる。

スキを突く、相手のミスを生かす。あるいは、ミスを誘うプレーをする。

フォアボール、進塁、盗塁といったものが点差につながってくる。

相手が強くなろうと、日本のピッチャーなら連打、連打での失点はないから、

先へ勝ち進んだ時に、ワンプレーが勝機になる。また逆に、致命傷にもなりうる。

 

日本の高校野球で最近、よく目にするケガ人に対する相手チームからのケア。

つった選手に水を届けたり、ボールを体に当てた選手に近い位置にいるランナーコーチが

冷却スプレーを届けたりする行為だ。

このシーンを日本の球場では拍手で称えられる。

ただ、相手チームがケアしてくれているのに、

味方ベンチから誰も行かないというケースもある。

だから、これは必ずしも手放しで称える行為ではない。

いちいちやりすぎという場合があるのだ。

 

点差が開いてバッティング練習に変わった日本チーム。

南アフリカの監督が恐ろしく太っていた。

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