アメリカ相手に16得点は全く想像しない結果だった。
日本は左が多いアメリカ打線に林を充ててきた。
また、この先も最大の敵となるアメリカに佐々木、奥川の情報を与えないということもある。
そして、林に対してアメリカがどんな反応をするかも見たい。
この内容次第によって大事なところでまた、林を使える。
初回、2塁ランナーがちょろちょろ動いていたので、ショートがベースカバーに動いた。
その動きを見て、林はプレートを外した。
おそらくサインプレーではない。そこをランナーとショートの動きを見て、
外せるのはセンスだ。さすが日本の高校野球のトップレベルのピッチャーだ。
投げるだけじゃない。
初回、先制点のタッチアップではセンターに上がった打球を
セカンドがカットしなきゃいけない送球ならホームは刺せない。
そのくらいの肩ならはじめから2塁ランナーケアを頭に入れなければいけない。
センターもセカンドもミスだ。
点が入らなかったからよしとせず、急造チームなのだから、チームでもう一度
こういう細かい中継プレーは確認しておいた方がいい。
1点を争う場面で致命傷になる。
アメリカ選手は速い球には強いはずだ。
それは、日本人よりは体がでかいので、速い球を投げるピッチャーはくさるほど
いるから。
そのアメリカ選手に真っ直ぐで空振りやファールをとっていた西。
スピードが充分通用することを証明した。
それは、鋭いスライダーとフォークがあるので、
そっちも気にしなければいけない打者が真っ直ぐに振り遅れる。
西の好投は今後の好材料。
3年前のアシ゛ア大会では、堀が大会中フル回転して、ずっと好投をした。
その結果で、堀はドラフト1位指名されるほど名声を高め、
今は、プロでも活躍している。西は中心となって使って行ける目途が立った。
トーナメント戦に入れば、ワンポイントのピッチャーを作りたい。
左打者が多いチームには左のワンポイントや1イニングを投げるピッチャーが欲しい。
右打者が多ければ、その逆だ。ただ右ピッチャーは多いので気を使う必要はない。
宮城と林はそういう使い方でいいと思われる。
そして、左打者の多い日本打線は左のパワーピッチャーが出てきたとき対応できるか。
そこが最も懸念される。
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