カナダの選手たちは普段どのくらい野球をやっているのだろう。
日本の一流高校生のように明けても暮れても野球三昧という生活ではないと思われる。
試合の経験数は、その質とともにどのくらいのものなのだろう。
カナダからはMLB選手が多いのだから、若い頃から高いレベルの野球を
やっていると思われるのだが、プレーは全てが粗い。
奥川ほどのピッチャーに対する経験の数は少ないから、連続三振スタートという
ことになるのだろう。
前回大会で1度負けているカナダから奪三振ショーだ。
真っ直ぐに力があり、スライダーが大きく、フォークが速く鋭い、奥川の投球には
決め打ちしないとなかなかヒットゾーンに飛ばすことは難しい。
したがい、連打はないということになる。
そうなると、速い球に照準を絞ったパワーのある打者の一発に気をつけるということになる。
コントロールミスで高めに浮いた球を思い切って引っ張られ、ホームランにされた。
こういう一発があり得る。
これは試合を動かすほどのものではない。ゲームはこれからだ。
日本は2度ランナーに出た時、キャッチャーが捕球できない投球で塁にくぎ付けだった。
行っていい、行けるタイミングだったので細かい野球を身上とする日本は
アメリカ戦の中継プレーとともにもう一度チームで確かめておきたいプレーだ。
これからは各国代表の、それも力のあるチームが相手となり、どこには勝てる
どこには勝てないといこともない。
ということは、当然各チームのピッチャーは力があるということになる。
連打での得点は望めない。ここまでの戦いでも、そうだった。
これからはなおさらそうなる。
ということは、勝負の分かれ目は、バッティング以外のプレーをどう得点にするか
ということだ。
7回3点を獲った回はヒットなしで打席に9人送っている。
盗塁、フォアボール、エラー、中継プレー、バッテリーエラー。
盗塁と選球が大きなカギを握る。
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