千賀が4年連続で日本シリーズ初戦先発となった。
リーグ戦の開幕投手で記憶に新しいのは、と言ってもかなり古くなってしまったが、阪急・山田だ。
リーグ戦開幕とは違い、日本シリーズは毎年必ずあるわけじゃない。
毎年、リーグ優勝できるチームにいなければいけないという条件がつき、
そんなチームであれば実力者がいっぱいいるだろうに、その中で4年連続はすごい。
それも育成出身だ。
パ・リーグでは初の快挙だそうで、セ・リーグでは堀内でやはりV9という巨人にいたからこその快挙だ。
初回に坂本を三振に取ったフォークの落差は大きかった。
打ちに行こうとしていたら空振りが関の山という球だった。
たとえバットに当たってもファールか内野ゴロ。ヒットゾーンに飛ぶ確率はない球。
そして岡本のバットを折ったキャッチャーフライは岡本が思っていた以上にスピードがあり手元に来てしまったということと、
シュートして内に来ていた。
バットをへし折るという表現にピタリ当てはまる、完全に抑え込んだという投球。
あそこは打てる球じゃないから打てなくていい、と切り替える球だろう。
あれを打つにはどうするか、というより甘い球を逃さず打つことが打撃の本質。
3点目を防いだ本塁捕殺はウィラーの好プレーだったというより、ミスをしなかったということ。
普通のプレーだ。
ソフト側としては、アウトのタイミングはわかっていたけれどウィラーの守備力をつく走塁での得点と
後続での得点の確率を天秤にかけ、突っ込ませた方が得点の確率が高いと判断したプレーだ。
エース・千賀の後は明日、石川が先発。
千賀も石川も公立校出身で育成から這い上がってきた。
そんな選手が日本最高峰の野球の最高のマウンドを占めるというスポーツのおもしろさ。
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