拙策の巨人は4戦目になって、やっと打線を換えた。
3戦目も左ピッチャーなのに1,2番に左を並べて無得点だった。
巨人が初めて先制したが、ソフトバンクとしては余裕しゃくしゃくだ。
この1戦で敗けてもなんともないソフトバンクは1ヶ月ぶりでも和田先発で余裕しゃくしゃく。
和田の先発が巨人への温情で、シリーズを少しは盛り上げようと思っているのかとさえ思えてしまう。
チームとしては点を獲られても余裕だが、和田は余裕ではない。
チーム事情を鑑みて余裕のピッチングをしてもいいのだが、ここは1人の選手としてカッコイイパフォーマンスをしたい。
来季以降へのアピールの場でもある。
巨人も大江や若林、その他、坂本と岡本あたり以外は一選手としてのアピールの場となり、
日本一がどうとか言う状況ではなくなった。
かつて、日本シリーズで育成出身のロッテ岡田が三塁打を打った時のガッツポーズにも同様のものを感じたものだ。
それについては明日、記そう。
先制されたらその裏、あっという間に2ランでひっくり返すソフトバンク。
3戦目までヒットを打つのにさえ大苦労している巨人がやっとこさ先制したのに、おかまいなしだ。
ホームランの確率が低く打たれちゃいけない甲斐にシリーズ2ホームランを許す巨人。
実力が雲泥、プロということばで一括りにしてはいけないほど、巨人とは名ばかりの子供相手にやっている感がものすごい。
話にならないといったところ。
3戦目で巨人の褒め所がないのでスポーツニュースでは「9回の丸選手のヒットは明日につながりますね」と慰められる始末だ。
同じプロを名乗るには恥ずかしい。
一年たっても実力は埋まらず。
あとがなくなり、さらにはここから4つ勝たなければいけない巨人はスクランブルでさっさと代えて
いいピッチャーをどんどん注ぎ込んでいくという戦法もある。
機を見て菅野を投入し、チームのピッチャーが力尽きたら終戦という戦い方だ。
ただ、それでも負ければ一緒なので、3勝4敗も0勝4敗も結果は一緒と捉えれば、そうする必要がないという考えもある。
しかし、昨年から数えて1つも勝てないようだと、名誉のためにも抵抗しようと思えば、どんどん投入もあっていい作戦だ。
プロらしからぬ、何振り構わない戦法ということ。
それをやるなら、中盤までリードしておかなきゃできない。もしくは1点差の敗けまで。
それ以上離れると投入しづらい。
一方でこの作戦は、追い詰められてもううちには打つ手がないと言っているのと同じなので
相手はこの時点で子供を相手にしているかのように、なおさら余裕を受け取ることになる。
こういう采配をしている相手を見れば、もう勝ったと思う。
そしてプロは全員がプロだからエースが勝てなくても、実績のない若手が活躍するという可能性がある。
高校野球などでは、どうしてもエースが投げなければ勝てないということがある。
大船渡は佐々木が投げて、はじめて甲子園が狙えるチームだった。
だから、佐々木温存した途端、決勝まで進むチームなのに24対0ということになる。
佐々木抜きでは、決勝に進むようなチームではないということだ。
プロは全員がプロ。
それよりなによりあっという間に逆転され、さらに序盤で3点差をつけられては、
そうすることすらできないまま終戦した。
最終回、中村は自打球で治療して戻って来て拍手されても本当は恥ずかしいものだけど、余裕しゃくしゃくの試合運びだ。
巨人は意地を見せろとファンから言われても、実力が及んでいないのだからプライドもくそもないわな。
昨年から数えて8試合も試合が出来てええの~。
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