高校野球のトーナメント戦で最も悔やしい思いをするのが、
自分たちより実力が下と思われるチームに敗けた時だ。
悔しいというより、腹立たしさと信じたくない気持ちで泣き崩れる。
特に、名門と呼ばれるチームが、例年それほど実績がないような公立校に敗けたときなどがまさにそれ。
終わっても、信じたくないから敗けたと思わない。
だって、投手力も得点力も守備力も勝っているのに、試合では敗けと出てしまっただけだから。
野球にはこれが起きやすい。いわゆる番狂わせというやつだ。
野球で起きやすい理由は、勝敗をピッチャーが握っているから。
知らないピッチャーからその試合で結果を出さなければいけないことがあるトーナメント戦では
9イニングの中であえいだまま、終わってしまうということがある。
または、チームで苦手とするタイプのピッチャーに当たってしまうということもある。
10回やれば1度くらいしか勝てないだろうと思われる実力差も、トーナメントではその1回が
大一番に来てしまうということだ。高校野球では、毎年目にする光景だ。
もうひとつの理由が、野球は道具の介在が多いということ。
明日へ。
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