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ボナファイドでリクエストを無効にする技

7月17日の日ハム-ロッテ。

4回ロッテの攻撃、1,3塁からショートゴロでゲッツーだった。

このプレーでファーストのタイミングにロッテからリクエストが発動された。

リプレー検証に入ったのだが、しばしの中断の後、下された判定が1塁走者の2塁へのスライディングが

守備妨害というものだった。

これにより、1塁ランナーアウト、打者走者もアウトということになった。

 

近年、禁止とされたゲッツー崩しを目的とする、ベースに向かわず野手へスライディングする行為として、

守備妨害と判断されたのだ。ボナファイドが適用されたということになる。

これにより、1塁ランナーのレオネスに警告が与えられた。

 

そこで、ロッテのリクエストは無効となった。

2回許されているリクエストが失敗にはならなかったのだ。

これは、守備妨害が適用されなければ、スローで見る限りゲッツーが完成されていた。

つまり、リクエスト失敗。ゲッツーが成立、ロッテはリクエスト権利をひとつ減らされていた。

日ハムからしたら、守備妨害でレオネスの警告より、ロッテのリクエスト権利が減った方が

戦況としては得ではないか。

つまり、守備妨害という不正を働き、さらにリクエストの判断も誤っていたはずのロッテが得したのだ。

明日へ続ける。

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