大谷のMVPはインパクトのでかさによる。
投打で1年間出場し続けたということのインパクトがまずでかい。
唯一人しかやっていないのだから、この時点でインパクトがある。
さらに1年間出場したということは、どちらにおいても1軍レベルのパフォーマンスがなければ成し得ない。
どちらか一方が1軍レベルでなければ、そちらの機会が減るわけだから。
そしてどちらも1軍レベルでも、どこかが故障すればどちらかを控えることになる。
1軍レベルのパフォーマンスを1年間続けたということがまず、誰にも真似できないことだ。
そしてそれだけでもMVPには届かない。
たとえば、先発ピッチャーで10数試合、7番バッターくらいで1年間通してもダメだ。
インパクトがないので話題に上らない。
そのくらいの実力なら他の選手も使ってみようとなり、出場機会も減るだろう。
だからインパクトが必要だ。
ピッチャーとしてはエース級の投球、打者としては大谷の場合ホームランを量産ということだ。
そうなると、そんなことをやる選手はいないから、世間も求めることになり、
出場し続けることができる。
そこでケガをせず出場し続けた大谷だが、打率が低い。
大谷自身がここを重視していないからということもあるのだが、そこを求められないのは
もうひとつのインパクトを持っているからだった。
明日へ続く。
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