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偉大な打者の勲章にはならないサイクルヒット

今年、牧がサイクルヒットを記録し、新人では初の事だそうだ。

サイクルヒットという記録は後付けのものと思われる。

野球は投げて、打って、守って、ベースを踏んで行くというルールを作ったから

単打、二塁打、三塁打、ホームランというヒットが生まれたことになる。

そしてそれをひと試合で全てやった場合サイクルヒットという名にしよう、ということになった。

 

サイクルヒットは”達成”という言い方をするが、結果そうなったものだから達成という言い方は

しっくりこない。狙っている人がいないからだ。結果だ。

だから日本人の偉大なる打者でもサイクルヒットを達成できなかったという言い方をするとおかしいことになる。

イチロー、松井はサイクルヒットの経験がないそうだ。


打者はサイクルヒットを狙って打席に入ることはない。

4回目であと一本だから狙いたいということはあっても1打席目からサイクルヒットを狙うなどという人はいない。

さらに、サイクルヒットなど上述のように後発の人が決めたことだ。

ルールの中で4つ違うヒットを打つのは珍しいから決めただけで、試合の価値で言えば

2ホームランくらいの方がチームに貢献しているケースが多いだろう。


達成できなかった名選手も、悔しいなどとは全く思わない記録だ。

偉大なる打者でも成し得なかったという言い方は作為の印象操作だ。

200安打や2000安打といった単純な数の差は、差として認識し得る。

サイクル安打の有り無しで差は比べられない。

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