昨日の横浜‐中日の唯一の得点シーンとなったのは、ショートの柴田の好捕から
1塁送球がワンバウンドになりこれをソトが捕れなかった、というものだった。
そのまま打者走者に当たり、ライト側へ転がっているところを1塁ランナー高松が一気にホームへ突っ込んだ。
野球のおもしろさが詰まったいいシーンだった。
高松はその前に1塁で牽制にリプレーで見てもはっきりしないタイミングのものがあり、
生き延びた形だった。
中日はそれより以前に1,2塁からファーストゴロでゲッツー崩れに3本間に挟まれる、というプレーをしていた。
1塁ベースカバーに入ったピッチャーの濱口の走っている側とは反対の、つまりホーム側に
送球が来たので左利きの濱口は右手にはめたグローブを逆に出す形になり、先に当てて後ろへ逸らした。
そのこぼれ球が1塁コーチに当たったことで、横浜は後ろへ転がるのを防げた。
2塁ランナーは逸れたのを見てホームへ突っ込もうとしていたが、これにより3本間に挟まれてアウトとなった。
コーチに当たって味方を不利にさせてしまうという珍しいシーンだった。
このプレー、1塁コーチの荒木は猛省していることだろう。
送球ラインには入らないように気を付けるようになったはずだ。
荒木はプレーヤーではないのでプレーではなく、シーンか。
荒木は最近、引退したばかりだ。
高校から生え抜きで40歳を過ぎるまでプレーした人材なので、将来の監督候補だ。
そういう人材にはいろいろなポストを経験させて多くの吸収の場を提供する。
荒木は走塁に長けた選手だったので、コーチャーズボックスで走塁の指示をしながら
指導者としての経験をさせるには1塁コーチがいいポジションとなる。
つづく。
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