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日本5連勝で金メダル まさに総力でもぎとる 適所でのはたらき

森下か千賀のどちらか、というところでやはり森下の先発。

2戦目に投げている森下を当然、先発させる。

ただ、一度投げた千賀の球は良かったので、スクランブルで早め早めの継投となる最終戦。

森下は球種が豊富でコントロールが良く、真っ直ぐに力があるので、初めての対戦では打者は迷う。

迷うということは、フルスイングがしにくい。27個のアウトをとるうちにこういうピッチャーがいることは心強い。

 

マルティネスはシーズン中からタイトタイプのズボンを履く。

今では珍しい形だ。しかも、ストッキングまで履いている。

ソックスとストッキングの2枚履きはプロではまず見かけなくなったが、旧タイプの着こなしだ。

しかもピッチャーはストッキングなど無用なのにわざわざ履くのは何でなのか。

 

極端なシフトを敷くアメリカにはセーフティが有効だった。

だが、それをやる選手がいない。菊池あたりは相手守備陣に目線を動かしていたので、

やるかな、と思わせたが、結局誰もやらなかった。

日頃からチームの中心で打っている選手ばかりだから、やるとしたらサインによる送りバントだけだ。

何で打たないんだ、と言われることはあっても何でセーフティしないんだ、とは言われないから

保守的な行動をとりがちだ。

 

山田と吉田が攻撃面で大会通じていい働きをした。

山田は目立っていたが、吉田は右ピッチャー相手にはしっかり仕事をする。

右ピッチャーにはストライク先行されても慌てない、三振しないからランナーを動かせる、

スコアリングポジションにランナーを置いて、右ピッチャーだったら最も頼りになるのが

吉田だ。

 

今回のチームは自分がやるべきことを適所でしっかり一流の仕事をしたという印象だ。

一流が集まり、勝つことだけを目的とするとこういう試合をする。

国際戦は自分が活躍しようが、しまいが関係ない。

勝つことだけが目的だ。

試合の展開としては一流らしい野球を5戦見せただろう。

青柳だけが不遇だった。

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