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ボークはとられるのではなく選手が犯している

ボークはとられる、と表現することが多い。

ストライク、ボールもとられる、と表現することがままある。

この言い方だと、とられた側は不利を受けたという意味もこめられることになる。

本来、有利不利、被害といったことはない。

審判はルールにのっとって判定しているだけのはずだ。

とられるのではなく選手が犯している。

ルール違反をした、決まりから外れていた、ということだ。

ボークなら決められたやり方を逸脱した動きをしたためペナルティが課されるということだし、

ボールなら決められた範囲の中に投球が収まらなかったからであり、ストライクはその逆だ。

この表現をしてしまうのは見分けがつきにくいギリギリの場合があり、

それを一瞬で判断しなければいけないからだ。

味方や応援者は不利と感じる判定が下されたという見方をしてしまう場合があり、

審判のせいで被害を被ったと感じてしまうのだ。

そして誤りもあるから。

そして審判の人としてのくせやリーグによる見方があるからだ。

高校野球はバラバラでひどく、その上のレベルである大学やノンプロのマチュアも

プロに比べればストライクゾーンは広い。

外国では外角に広いとされる。

こういったまちまちがあるから、とるやとられるで表現する。

見分けが細部にまで目を行き届かせなければいけなく、まばたきしたら見逃してしまいかねない

ボークもとるとられるで表現してしまうのは同様の理由による。

国際試合のあきらかなボークを無視する場合はとってくれないと表現しても良かろう。

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