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勝利投手目前も降板してしまえば自分じゃどうにもできない

4/7のソフトバンク-オリックス、山崎は5回1/3で降板した。

スコアは2-1とリード、もう少しで勝ち投手の権利という状況だった。

シース゛ンのチーム成績を換算する時、よくあのピッチャーで15勝あのピッチャーで・・・と

積み重ね、75勝できるから優勝だ、などとする。

ローテーションピッチャーの力量から優勝までの必要な勝ち星を皮算用するわけだ。

今の野球では先発ピッチャーの役割はクオリティスタートとローテンションを守ることにある。

先発ピッチャーは試合をつくった数が大事で、勝ち星の数ではない。

多いに越したことはないが、勝ちは運だからだ。

ピッチャーは0に抑えていようが勝ち星がつくとは限らないし、チームが勝つとも限らない。

しかも、球数に繊細な最近の野球では0に抑えていても降板するから。

 

勝利に結びつけるべく、クォリティスタートが先発の役目となっているのだ。

さらにそれが続けられるようローテーションを守ること。

勝ち星はあくまで結果だ。

 

試合をつくってチームが勝ったのなら公式の記録で勝ち星がつかなくてもそのピッチャーで勝ったという

評価をチームでは下し、勝ち星1と考える。

クォリティスタートは6回3失点とされているが、5回3失点でもいいと思われる。

チームの攻撃陣が得点できなくても3点差なら後半逆転できる。

交代の際、山崎は不満そうだった。

ランナー2人残しての降板だったので、この回4点が入ったから山崎が責任ピッチャーになり、

勝ち投手まであと少しが逆に負け投手となった。

クォリティが一転負け投手だ。

勝ち星がつかなくてもいいけど、ランナー残したままの降板ではすっきりしないから

せめて同点になるまでは投げさせてよ、といったところだろう。

後を継いだピッチャーが押し出しからの4失点だから、ストレスはたまる。

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