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相手にくらいつく好ゲーム 点差は開かない愚ゲーム

高校野球地方大会は佳境となり、代表チームが多く決定した。

地方大会はベスト8、ベスト4でもトーナメントの妙で実力差のある組み合わせが見られる。

 

実力差はあっても、実力差ほど点差が開かない試合があり、そういう試合には必ず好ゲームと表現する。

高校野球には一方を貶めるような言い方は慎んでいるので、偏らない。

 

東京の準々決勝では強豪相手に点が欲しいチームが、2塁ランナーがヒットに突っ込み

2度ホームタッチアウトというものがあった。

興奮する舞台で早く点が欲しいと焦ってコーチャーが回してしまうのだ。

また、このチームは二死でランナーがフライに打球を見るという情けないプレーも披露している。

これを好ゲームとは言わない。

得点だけを比較した場合、僅差であっただけで好ゲームではない。

実力が低い同士でも、やるべきことをやり、接戦になったなら好ゲームでもいい。

実力差があっても、やるべきことをやり、食らいついて行けば弱者にとって好ゲームだ。

あるいは、強豪からミスを引き出せば、弱者にとって好ゲームだ。

 

各地の決勝でレベルの高い接戦の試合はまさに好ゲームだ。

こういう試合と比較して、レベルの低い野球を展開しているものを好ゲームなどと耳をふさぎたくなる。

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