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日本の成熟度は細かい野球 駆け引きは弱い U-18世界大会

SARASOTA, FL - SEPTEMBER 13: Shiro Mabuchi #30 of Japan talks to his team between innings during the WBSC Baseball World Cup Opening Round Group B game between Chinese Taipei and Japan at Ed Smith Stadium on September 13, 2022 in Sarasota, Florida. (Photo by Mike Carlson - Samurai Japan/SAMURAI JAPAN via Getty Images)

U-18の世界大会となれば日本の野球は成熟度が高い。

それは戦法の引き出しについてと、戦況に応じた戦略といったところだ。

これらで必ず差が出る体力をカバーし、世代によっては劣っている力量をカバーする。

今年の日本代表の力量は例年に比べ、劣っている印象だ。

それを野球成熟度で対する。

 

各国の選手は日本の高校生では絶対しないことを多くする。

つばをはき、中にはカ゛ムを噛みながらやっているようにも見える選手がいる。

ファールを打ち一塁まで行っても、歩いて打席へ戻ってくる。

審判へ食って掛かることもあるし、デッドボールや接触があっても謝らない。

これらは文化が違うので、良い、悪い、で簡単に片づけられないが、少なくとも日本の高校生の方が

いい面が多い。

ただ、いつでも急ぎ、駆け足を怠らない日本の高校生は野球という技術だけを考えれば

発展を妨げている。

 

日本ではゆっくりやることは全て悪とされるので、ゲーム中に考えるとか、間を使うとか、

駆け引きといったところについては成熟しない。

したがい、これらの面では海外チームに劣り、いつまで経っても追いつかない。

これらの所作を取り入れれば、さらに強くなる。

 

細かいプレーについては、日本は強い。

それはいつも自チームで練習を重ねているからだ。

この年代の世界のチームは日本ほど細かくなく、てきとうで大雑把な野球をする。

日頃の練習から間を使い、考え、ゆっくりやることを覚えたい。

しかし教育の一環である高校野球はそれを許さない。

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