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韓国には実力で圧倒 怖さはなかったはず

左ピッチャーが出てくることがわかっていながら5番まで左打者を並べる日本。

韓国の先発左ピッチャーとしては左打者が並んでくれて楽になる。

例え打たれても連打はない、と大胆になれるし、スライダーを有効に配球すれば連打はないと割り切れる。

韓国は序盤、打ち取った吉田をエラーで二塁までやった。

日本としてはラッキーこの上ない。

連打が望めない左打者を向こうから得点圏にやってくれたのだ。

韓国としてはあまりにももったいない、痛い。

ここで右打者が二人並ぶ。

ところが二人並んだ右打者が共に一球だけ見せられたチェンジアップを追いかけた。

チェンジアップを振ってしまうのは仕方がない。初めて見たから。

その前に勝負を決めなければいけないという事だ。

代表を選ぶ際、この大会はワンポイントが使えないから左ピッチャーは4人にした。

ワンポイントが使えるなら左をもっと入れていただろう。

それは左打者には左ピッチャーがいいと思っているわけだ。

それなら逆に攻撃から考えれば左ピッチャーに左打者は不利とわかっているのにそれをやっている。

本来は矛盾のはずだ。

ところがワンポイントに加え、球数制限があるから完投はないことになり、どこかで

必ず右ピッチャーが出てくる。

そこで点を獲るという公算だから左打者が並んでもいいと思っているのだ。

そして日本の投手陣はその時まで試合を作ってくれると信じている。

韓国打線に怖さはなかった。

ダルビッシュは圧力を感じなかったはずだ。

一発に気を付け、要所を締めればいいと思っただろう。

ところが、最も得意で右打者には最も有効なスライダーが追い込んでいながらど真ん中に投げて一発をくらった。

格下といっていい打者にツーストライクから得意のスライダーをホームランされては

日本球界史上NO.1ピッチャーと言えるダルビッシュに信頼が薄くなった。

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