栗林の離脱は腰のハリだそうだ。
ハリなど休めば元に戻り、深刻なものではないように思う。
わざわざ離脱するというほど大げさなものではないだろうが、残り3試合を帯同するより
離れた方がいいという判断だ。
ハリを戻して、そこから作り直したら間に合わないということなのだろう。
その栗林の離脱を却って好機ととらえることができる。
補強ポイントはまず、左ピッチャーだ。
残り3試合で右ピッチャーの補充はいらない。
残り3試合で15人とはピッチャーは余ってしまう。
仮に登板したピッチャーが調子悪く、その次も、と連続してしまい、枚数使うことになってもピッチャーは余っている。
しかもそんな事態になり、3人くらいが失点を重ねる状態なら、その時点でそもそも負け試合だ。
大会前の選手選考とはここへ来たら意味が全然違う。
現在の調子がよくわかっているし、残り3試合だから。
左ピッチャーが必要なのはもともと少なくしたからだ。
少なくした理由はワンポイント禁止が大きな理由だった。
ところが自然のワンポイントが発生することがここまでの数試合でもよくわかった。
球数制限があるのでイニング途中でも強制降板する。
こういう場合は否応なく、ワンポイントになるのだ。
実際に宇田川は2死から登板し、ひとつのアウトで降板した。
または、3人投げ切るかイニング終わるまでというルールなら得点圏にランナーを置いて
2死なら結果ワンポイントの使い方ができる。
禁止されていても場面によっては結果的にワンポイントの使い方ができるのだ。
だから補充するなら左ピッチャーだ。
左ピッチャーを補充しないのなら右打者の補充だ。
左ピッチャーが少ない選考と同様、右打者が圧倒的に少ない。
相手もワンポイントを使ってくる。左ピッチャーのワンポイントに右打者を控えさせたい。
次に考えるのはショートの補充だ。
源田の回復具合によっては必要ないし、中野に頼るでもいいし、非常事態でも他に守らせることで乗り切る作戦でもいいが、
右ピッチャーを補充するくらいならショートを補充した方がいい。
必要のない右ピッチャーを多くて残り3試合しかなく、14人もピッチャーがいる状況で補充する無駄。