ホームランの数、また盗塁と併せて史上初の50-50が注目された大谷には、
それが達成されると、ここ最近の固め打ちで三冠王へと目線が変わった。
まるで、ひとつの記録を達成したら別の話題を振りまいてやろうと探して、
そこへ照準を合わせているかのようだ。
今年の打者専念による驚異で、かえってピッチャー・大谷をやめてくれ、という見向きも出てきそうだ。
それはケガを危惧するわけではなく、大谷のベストパフォーマンスはそこではない、
との認識が蔓延する可能性があるということだ。
両方をやっている限り、どちらかに専念していたらどれだけのパフォーマンスを
見せてくれるのだろうか、という疑念がつきまとう、とずっと記してきた。
50-50が達成できたのは打席数が増えることでチャンスが増えることと、
何と言っても走塁に制限がかからないからという理由がある。
長いシーズンでローテーションに入っていれば、ピッチャーへの負担を増やす走塁には制限がかかり、
特に盗塁はできなくなる。
三冠王も打席数の多さが可能にさせる。
打率に関しては打席が多くなると下がる可能性があるが、ホームランと打点は多い方が確実にいい。
とは言え、バッティングに専念することがベストとは言い切れない。
それはピッチャーは野球にとって最も大事だから、
それができる可能性があるのならやらなければいけないからだ。
特に大谷は一流のピッチャーだからそこは捨てられない。
バッティングだけならケガをしてからでも、ケガをしていてもできる、と以前から
記してきたが、今シーズンはそれが現実となった。


