タイブレークをPK戦に例えるさまを耳にする。
野球では9イニング、サッカーでは90分という決められた中で決着が
つかなかった場合、共に勝敗を決めるために用意された特別ルールだからだ。
後発のタイブレークがPK戦に例えられることになる。
PK戦の場合はサッカーの中でのほんの一部分のルールを適用したものだ。
試合中PKが、つまりペナルティエリア内での反則が発生しない場合の方が多い。
まさに特別ルールと言えよう。
タイブレークは試合中と同じことをやる。
無死一、二塁の場面がない試合も多数あろうが、平常の試合の風景だ。
だから同じ条件でタイブレークとなれば、野球の実力で勝敗が決する。
一方、PK戦は運の要素が多く入る。
PK戦は、試合中、押されまくっていたチームが勝つ可能性は十分あるし、
高校生がプロ相手にPK戦だけなら勝つことも可能だろう。
無死一、二塁で表裏の攻防をし、リードしたチームが勝利とするルールでは高校生が
プロに勝つ試合は少なく、PK戦のそれとは完全に差が出る。
また、PKは試合中に起きた場合は枠の中へ蹴ればキャッチされない場合、プレーは
中断されない。
PK戦は止められた時点で外そうが、キャッチされようが一緒だ。
タイブレークは試合中と同じことを行う。
決着をつけるために設けられた特別ルールという発想は一緒でも、その性質は
違うと言っておこう。


