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プロ野球スターの条件

プロ野球選手のスターになる条件は?

 

投手は、エースであるか守護神であるかの条件の中から出現するということでいいだろう。

 

これに対して野手は?

 

よく走攻守そろった選手なんて言い方をするが、やっぱり攻からスターは生まれる。

足のスペシャリスト、守りのスペシャリストだけではスターにはなることはできない。

また3つ揃っていても、攻が秀でていないとこれもスターにはなることはできない。

 

スターの系譜を見ても、

川上、大下、藤村、長嶋、中西、王、山本浩二、掛布、清原、イチロー、松井、どれも打撃が秀でている。(落合はスターって感じじゃないよね。)

世界記録を樹立した衣笠、福本、金本もその世界記録だけではスターではない。

また、その打撃力がなければ世界記録も樹立できなかった。

特に一昔前の野球は打撃がなきゃ使ってももらえない。

 

古田も捕手としてそのインサイドワークや盗塁阻止において秀でていたが、

それでもずっと試合に出ていれば、その二つは、古田レベルの選手は出てくるものだ。

 

古田もその打撃力がなければ、やはりスターではなかったのだ。

 

同じ事はイチローにもいえる。

 

打撃力がなくてスターになったのは、エンターテナー新庄だけかな。

 

そこで、

打撃だけじゃなく、その他の面においても一流だった代表である古田とイチロー。

 

古田は先ほど述べたように、インサイドワーク、盗塁阻止に秀でていた。

 

イチローも盗塁王に輝いた俊足であり、何年か前には連続盗塁成功記録を作ったりしていた。

また、

レーザービームと言われるその肩の強さ。

俊足を生かした守備範囲の広さ。

とどれも一流だ。

 

しかし、

足の速さで言えば、イチロー以上の選手は多くいる。

盗塁技術や走塁技術もイチロー以上の選手はいるし、経験を重ねればイチローレベルになることができる。

そして、それを超える選手はたくさんいる。

 

肩の強さにしても思いつくままに、

糸井 亀井 羽生田 福留 テリー アレックス 新庄 森本

あたりはイチローに並ぶもしくはそれ以上の選手だ。

 

守備に関してはイチローのグラブさばきよりは新庄のほうが華麗だった。

華麗さや捕球のうまさは新庄や飯田、陽の方がうまいし、見ていてワクワクする。

 

しかし、

そのバッティング技術と実績においては他の追随を全くよせつけない。

 

体重移動しながらも軸がぶれない。

バットの根元から先まで使うバットコントロール。

ピッチャーが投げた瞬間のコースや球種によって狙うこともあるというホームラン。

イチロー以外ではこの技術を発言する選手は聞いたことがない。

 

落合が打ちに行ってから打球の方向を決めていたような打ち方をしていた印象はある。

 

バッティング技術は世界NO.1と言える。

 

本当に惚れ惚れし、はっきり言って別次元のレベルだ。

そのため小さい体でもトップレベルでいられるのだ。

 

大リーグの一流打者はみなでかい。

でかいからテクニックはなくとも成績が残せる。

 

ボンズなんかは後ろに体重を残して、力があるから引きつけて振っているという打撃。

イチローの体ではこれができない。

 

イチローの体格で活躍する選手が他にいないことからも

イチローが世界一の技術があることを物語っている。

 

イチロー自身は体の大きさによる不利は感じていないような発言をしている。

 

自分の体を知って、その使い方を知ることが重要だそうだ。

 

だから、

体を大きくしようという発想はないようだ。

 

トレーニングも、自分の体の特性が生きるためのトレーニングを繰り返しているようだ。

 

毎年、同じような体つきでプレーしている。

 

しかし、

イチローの技術でMLB全体の平均くらいの体格があったら

さらにとんでもない成績を残す可能性があるだろう。

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