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黒田の決断 稲葉引退 伊藤はクビ 今週の出来事

来季は日本か米国か…黒田の決断は?

 

黒田は来季どうするか。

 

今季199イニングを投げ、ローテーションを守りきった。

 

先発投手の責任はゲームをつくることとローテーションを守ることにある。

その責任は果たしたので評価が上がることとなった。

 

これによりオファーは必ず来る。

しかし、それだけで現役続行とは判断できないと黒田は、言っている。

 

すごくわかる。

 

40歳を迎えた年齢でもう一度世界のトップで同じかそれ以上の

仕事ができるのか。

 

一年間自分のモチベーションと体力を維持させるだけの

状況に持っていけるのか。

 

自分がいることで若い選手の将来の妨げにはなっていないか。

 

そして今シーズンが充実していればいるほど

来季にもう一度リセットするのは大変な作業となる。

 

勝負の世界に身を置くわけなので、我々が感じる以上に大変なはずだ。

 

来季ヤンキースであっても、

もう一度1年間戦う準備をしなければならない。

 

他球団となればさらに環境にあわせることから、

チームメートを知ること、

他球団の選手をまた把握すること、

とさらに大変だ。

 

やりたいだけで今の地位に固執する人をよく見かけるが、

冷静に自分の立場と周りの状況を判断している黒田を

同い年の人間として敬意を払う。

 

同じような立場で自分もこんなに冷静でいられるか。

そして自分も今の状況を客観視できているか。

 

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稲葉は去年のWBCでは日本代表だったのだ。

 

それが翌年のシーズンでは、もう引退する選手になる。

それがプロの世界だ。

 

プロは、

最高の状態なら、トップの成績を残すことも可能だが、

最高の状態でいないと実力のある選手でさえ

試合に出られないこととなる。

 

それがトップレベルの戦いというもの。

 

イチローは

「打者は100%の力を出さないと高校生の投手といえど打てない。」

と言っていた記憶がある。

 

これは、

100%の力を出せば、高校生相手なら5割以上8割でも打てるだろう。

だからと言って高校生から7割の力で3割の打率が残せるというものではない。

ということだろう。

 

稲葉は現役続けたければ、獲る球団もあるだろうが、

引き際を大事にしたということと、

若手と球団そして野球界をおもんばかったと思う。

 

 

DeNA苦渋の選択 若手選手への大量戦力外がドラフト戦線に与える影響

 

この記事の中では帝京出身の伊藤がクビとなることに衝撃を受けた。

 

伊藤はちょっと前まで高校生として騒がれていた投手。

それが、もうお払い箱とは。

 

伊藤は高校時代1年生から速球を投げ、体格もよく将来を嘱望されていた。

それが3年でクビはさすがに早いかと感じる。

他に獲る球団があると思うが。

 

記事にある通り早い段階で見切りをつける球団には選手を送りづらいだろう。

 

しかし、有望な高校生は、

大学行って成長してから指名を待つなどと言っていないで

高卒で指名を受ける実力があり、プロ志望ならその時点で行った方が確実にいい。

 

選手は成長し続けるとは限らない。

 

成長の途中で怪我をしてしまえばおしまいだ。

特にピッチャーは消耗品だから、良いときが長くは続かない。

ピークの時などほんの一瞬だ。

 

早い時期から最高レベルの中でやるべきで、

わざわざ

レベルの落ちる大学や社会人になど行っているひまはない。

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