毎日野球コラム - 野球コラムサイト -

声の連携 藤浪死球平田 今週の出来事

歴史の教訓忘れたか? 防げた阪神・西岡の悲劇

この記事の中で

広沢は確認作業をしていれば、防げたと言っているが、それはわからない。

 

たしかに、確認作業は、衝突を防ぐ一手ではあるが、

あの場面でも確認作業はしていたかもしれないし、

その上で1点もやりたくない両選手が、自分が捕るべきと判断した可能性も残る。

 

また野球というスポーツは、

屈強な男が硬球を打者に向かって投げ込む。

 

そして、それが体にぶつかる可能性はピッチャーの力量と意思に任されている。

 

守る側も内野手は、どこでバウンドが変わるかわからない中で

硬球に対して体を沈め、顔を近くにしてさばかなければいけない作業を強いられる。

(広島・江藤が顔面にうけた打球はいまだに顔に残っているように思う)

 

キャッチャーは頭の近くで木のバットを思い切り振られる。

 

ハナから危険きわまりないスポーツだ。

衝突での怪我の方が確率は低いと言える。

 

先日の巨人で阿部が

満塁で3→2→3のゲッツ-でタッチプレーをしないミスを犯した時も、

声の連携がとれないことが原因だった。

 

声は消される、確認作業も一瞬の判断では見誤る、という可能性があるので

もう一手が必要とされる。

 

これをプロ側からの新たな

スタンダードとして生み出されることに注目している。

 

阪神藤浪、死球与えにらまれた平田に謝罪

 

藤浪が大阪桐蔭の先輩平田にぶつけた。

 

すると平田は後輩・藤浪をにらみ、一喝したのだ。

 

平田は藤浪に怒り、憎しみを現したということではなく、

また、平田の先輩としての度量がないというわけでもなく、

一瞬、身の危険に対する反抗心が頭に血を昇らせたというところだったはず。

 

打者はぶつけられたときは、相手がだれであろうと一瞬血が上るもの。

 

穏やかな性格の人間でも野球をしていれば興奮状態にある。

 

そこで予期していない身の危険に対しては

怒りが発生するのだ。

 

これは、人間の本能であるわけだから

悪いものでも抑えるべきものでもなく、

むしろ抑え込もうとするとプレーに影響が出てくる。

 

勝負に勝つための闘争心がそうさせるということだ。

 

ところで日本の野球における先輩・後輩の関係は特別なものだ。

特に強豪校になるほどその上下関係は厳しく、卒業してもその関係は続く。

 

プロに入ってから知り合った場合は、

年齢の上下の関係はそんなに厳しくないが、

同じ高校というと特別になる。

 

だからといって、試合で手を抜くことは許されないが、

平田も後輩に対しては、

特別な感情があるはずだし、かわいいと思っているはず。

 

翌日、藤浪が謝りに行くと

「もっと攻めてこい」

と声をかけたと記事は伝えている。

 

この辺は、この伝統のいいところだと私は思う。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

傑作コラム

TOP