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大願成就

高校野球は大阪桐蔭の4度目の優勝となった。

 

大阪桐蔭の初優勝は73回大会、今から23年前、

私が高校野球部に属していた2年生の時のことだった。

この時は初出場での快挙。

 

大阪桐蔭はこの時、全国にはまったく名前の知られていない高校だったと思う。

 

後から知ったところによると

この時まだ創部4年だったそう。

 

それでも全国制覇するのだから、

やはり大阪を制するチームは創部間もなかろうが、

初出場だろうが、出てくればそのまま全国で通用する実力校となる。

 

この時、創部4年ということは、同校出身の元中日エース・今中は

創部当初のエースだったということになるのか。

 

春を制した平安高校がサインプレーを駆使した守備や進塁打をはじめとする

つながりの攻撃をやり、緻密な野球をしたのに対し、

大阪桐蔭はシンプルな野球で取られたら打って取り返すという野球で

全国の頂点にたった。

 

決勝の三重高校は細かいところで未熟な面が見えた。

 

チーム力で大阪桐蔭の方が上だった。

しかし、野球はピッチャーで勝負が決まるから

ピッチャー次第で大差になったり接戦になったりする。

 

勝った大阪桐蔭は、秋コールド負けから

そのリベンジをかけ、努力した結果が結実し、多くの選手が涙していた。

 

たしかに今年の大阪桐蔭は圧倒的に制圧したわけではない。

近年スター選手を多く輩出する名門において

秋のコールド負けからの立て直しというのはきっとプレッシャーがあったことだろう。

 

それでも、もともと実力がある選手たちが悔しさを糧に

夏の大会にかけて野球に打ち込んできて大願を成就させたことは

大きな意義があり、これからの人生に大きく影響することになる。

 

この経験は、

この後の人生を大きく飛躍させる可能性を高くさせる現実であり、

日本を支えることになる若者の財産となると同時に

日本においても大きな財産を手にした運命の瞬間といえる。

 

なにも野球に限ったことでは当然ない。

勉学でも、スポーツでも、何かの研究でも分野はなんでもいい。

ひとつに打ち込んで目標に精進し、達成することがやはり意義があるものと思われる。

 

文武両道などという

結局、中途半端にしかならない、あるいは不可能な建前ではなく、

一意専心が大願を成就し、大事を為すと思う。

その姿は見ている方も刺激を受ける。

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