毎日野球コラム - 野球コラムサイト -

ストーブリーグの球界に起きた今週の出来事

大谷の5年でのメジャー挑戦は早くないか? プロ野球空洞化への懸念

早いなどということは、あり得ない。

1年目からMLBという雲をもつかむような環境へ行くよりは、

大事に育ててもらえた日ハムに入団したことは、吉という印象であるが、

もう今は日本に敵がいない。

日本にいて、さらに成長し、さらに日本球界を圧倒することもおもしろいが、

すでに敵がいない今が一番いい売り時だ。

ただ、自分の身の周りを整えて、行くことがいいだろう。

練習環境、食事、トレーナー、休息環境など野球に完全に集中でき、

不安のないように努めるべきだ。それだけの素材だから。

 

空洞化は確かに懸念されるところだが、

最高レベルでの野球を経験したい選手を止めることはできない。

日本の超一流選手と他の1軍選手のレベルに差が出てしまうことが、

これを引き起こす最大の理由だ。日本で野球をやることに飽きてしまうから。

WBCなどの世界大会がサッカーW杯くらい魅力あるものにし、

日本代表で戦うことが最高の誉と思うくらいになれば、

日本に留まり、そこを目指すという判断の選手も出てくるだろう。

ただ、空洞化も今だけかもしれない。

大谷のようなスケールのでかい選手が、これから日本にも生まれるだろう。

日本球界を魅力あるものにし、海外のスターが日本を目指すくらいになってくる可能性がある。

 

マエケンがWBC辞退か ESPN伝える

そんなWBCに前田は辞退の向きのようだ。

前田というよりチームが出したくないのだろう。

 

世界大会に意味を見出していないオーナーをはじめとする世界の野球通念では

大金をはたいて買っているピッチャーに、もしものことがあったら、たまらない。

怪我がなくとも、出場することで調整にズレなどシーズンに影響を及ぼすことに怖気ずく。

 

チームとしては選手の行動をプロテクトしたい。

活躍が見込める選手、計算している選手ほどプロテクト対象となる。

特にピッチャーは繊細だから。擦り傷一つにも気を使う。

 

選手も、1勝違うだけでクビや億の差がつく世界のせめぎ合いの中で万全の体調で臨みたい。

注目される大会への出場を我慢したり、メディアへの露出を我慢し、調整に専念することにより、

体調万全で大活躍でもすれば、破格の投資リターンが待っているからこっちによだれをたらし

大事にする。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

傑作コラム

TOP