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オールスターの開催要項 ”大谷ルール” ペナントレースでの最高パフォーマンスこそ最高のファンサービス

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先ごろ、オールスターの開催要項が発表され、”大谷ルール”と呼ばれる

ものが明文化された。

その内容が、

【ファン投票により出場する選手が、投手・野手両方でオールスターファン投票選出規定を満たしている場合については、ファン投票選出規定に準じ選出されたポジションで出場する。ただし、この場合において、<1>投手として出場するべき選手が、ケガなどの正当な理由により、投手としては出場できないが、野手として出場できる場合は、野手として2試合出場させなければならない。また、<2>野手として出場するべき選手が、ケガなどの正当な理由により、野手としては出場できないが、投手としては出場できる場合は、投手として2試合を通じて必ず出場させなければならない】

この報を聞いてすぐに思ったことが

このルール、意味あるのか?だった。

明文化したところでルールにならないだろ。ということだ。

 

ルールはしなきゃいけないとかしちゃいけないを規定するものだ。

たとえば、野球のルールでは打者走者をアウトにするには打者走者の触塁より早く

守っている野手が完全捕球の上、ベースタッチしなきゃいけないとか、

キャッチャーはバッターが振るバットにミットを当てちゃいけない、その場合は

打撃妨害としてテイクワンベースとか。

ポジティブリストとかネガティブリストとかいうやつだ。

 

これならルールとして明確だ。

アウトにするには早くプレーしなきゃいけないから一所懸命早くしようとなる。

一塁献上したくないからキャッチャーは

バットに当てちゃいけないと気をつけ離れなきゃとプレーする。

 

だが、この大谷ルールは投手としてダメでも野手として出場しなきゃいけない、

野手としてダメでも投手として出場しなきゃいけない。というもの。

しなきゃいけない、しちゃいけないと言ってはいるものの

結局出られるかどうかの判断は個人に委ねられる。

 

傍で野手としては出場できると判断して、出なきゃダメと言われても、

本人が無理と言えばそれまでだ。

結局本人が出たいかどうかで決まるわけで、ルールになりえないだろうという感想だった。

 

改めて眺めてみると次に抱いた感想が、

偏った出場をさせるなということか。と。

 

選ばれた選手を使わないというファンヘの裏切りはダメで

ある選手が多く出場したり、特定の球団の選手ばかりが出場するような偏った起用を

極力避けられるようにするルールであり、

各球団ファンを落胆させるなということだろうということだった。

 

それでも、オールスターに無理する選手はいない。

ペナントレースでの最高パフォーマンスこそ最高のファンサービスだからだ。

したがい、やはり無意味なルールだ。

 

と思ったら、こんな決まりがあるからだと納得した。

それは、

オールスター戦に出場辞退すると後半戦開始から10試合出場できない規定

ズル休みすると、ペナントレースでの出場にもペナルティが待っているということだ。

それなら多少無理してもちょっとだけ出ようとするだろう。

 

つまり、選手のウソを許さないというのではなく、起用する監督の恣意を排除するためということ。

ピッチャーとしては無理だけど打席には立てます。という選手に

無理するな。休め。と監督が諌めて、使わず、不出場となればペナントに10試合出られないでしょ

という日ハム以外のチームに有利にさせないというためじゃないかと解せる。

その明文化か。たぶん

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