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ファインプレーは傷口を広げる 高校野球の夏 ピッチャーの使い方 つまらせスタンドイン 今週のダイジェスト

2020-7-6 飛びついて捕ったがために傷口を広げる

難しいプレーをひとつ完成するほど、この場合は飛びついて捕球するということだが、これを成し遂げたのでなんとか、アウトを獲得したくなる。だから、無理な体勢や、握り損ねていても、送球したくなる。この場合は送球していなければ失点せず、満塁までだった。ファインプレー程、次のプレーが難しくなり、完成させようと思うと傷口が広がる可能性が大きくなる。ヘタクソがそこにいた方が、傷口が浅く済む可能性がある野球という競技。

 

2020-7-7 東京大会はスカウト入場OK

高校野球はプロ養成機関ではない。結果的に、そういう位置にいるというだけで、さらにその役割を自覚しているのは一部の強豪校だけだ。そもそも、高校野球は教育の一環と標榜している。だから、技術の向上を目的としていない。これまでの慣習にしたがった高校生の精神の成長を主眼としている。野球技術の向上やプロを目指す選手を阻害しようとも、そちらが大事ということだ。そうでなければ、あれだけ酷いストライクゾーン、その他の判定のレベルの低さ、試合進行を優先する姿勢、に説明がつかない。

 

2020-7-8 これからは先発と言えど、短いイニングを抑えるだけに登場する

これからはもっと短いイニングや相手打者によって使い分けていく戦術になる。すでにオープナーやブルペンデーなる、使い方ができた。そして、日ハムはMLBで見られたオープナーにアレンジを効かせた使い方をしている。それは、野球は元々ピッチャー有利にできている上、相手打者によって苦手なピッチャーを出した方が、打てない可能性がガクッと下がるから。逆を言えば、抑える可能性はグンッと上がる。大谷がMLBで22本記録したシース゛ンで左ピッチャーからは2本だった。阪神の新外国人のボーアは左ピッチャーを全く打てず、ホームランはやはり右ピッチャーからだけ。

 

2020-7-9 つまらせてスタンドインさせるバッティング

本当に飛ばすには芯に当てるべきだが、ホームランは遠くに飛ばせばいいのではなく、100mほど先に飛ばせばいい。いや、落とせばいい。そうなると、芯に当てることが最も確率が高いとは言えない。芯に当たると、強い打球にドライブがかかったり、ライナーとなったり、ファールになったり、する。それより、角度をつけて、フェアゾーンに入れるという方がホームランにはなりやすいということか。ということであれば、「詰まった方が飛ぶ」ではなく、「詰まったくらいがちょうどいい」だろうし、「詰まった方がホームランになる」だろう。真意はわからない。

 

2020-7-10 つまらせてスタンドインさせるバッティングⅡ

バッティングの難しいことに、速く動く球を、細いバットで、力負けせず、野手のいないところに打ち返さなければいけないということがある。そのために、フォームを決めたり、筋肉を鍛えたり、体重増やしたり、と打ち方を考える。そういった、どうやって打とうか、を考えれるのは構えに入るまでだろう。実際に投球が来たら、考えている暇はなく、日頃の練習による沁み込んだ動作に委ねることになろう。動いているボールに、動きながら捉えるので、考えていても、体はその通り動いてはくれない。思っているような動きはなかなかしてくれないものだ。動いている時は、構えを鏡で何度もやるようなチェックが効きにくい。出来ないと言えよう。

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