これについて、諦めない姿勢、とか手を抜かない姿勢と捉えるのは間違いだ。長嶋としてもあきらめない、手を抜かない、というより目立つ瞬間だったからの全力疾走だろう。勝つために全力疾走したのではない。この場面で1点獲っても戦況になんら影響はない。三塁で止まっても、1点獲っても同じだ。
2025-6-18 名門のエースからプロでは野手転向したNO.1
プロでピッチャーとして登板経験があり、2000本安打を達成しているのが、石井、柴田、川上だ。石井はプロで1勝を挙げているが、甲子園での勝利経験がない。柴田は甲子園夏春の優勝経験があるが、プロでの勝利経験がない。甲子園で勝ち、プロでも勝利、打者として2000本の川上が一番の実績と言えるか。しかし何と言っても一番は大谷となるか。ただ、大谷は初めの頃は外野をやっていたが、ほとんど守った経験はない。野手転向ではなく、ピッチャーと打者の兼任だ。
全力でやることとは勝つために最善を尽くすことで、完全にアウトのタイミングでヘッドスライディングするようなこととは違い、ヘッドスライディングがあきらめないことではなく、力を入れるべきところはそんなところではない。手を抜くことは、ただちに投げやりな態度とは限らず、状況を把握し、どこで勝負に行くかを判断し、その場に来た時にどう処理するか、を待っている。
地区大会こそ高校野球という所以だ。神奈川は予選を突破するのが大変だ。公立高校も上位に食い込み、監督同士も因縁があり、中学生の引き抜きや情報合戦といった水面下の戦いが、夏の1戦に影響を及ぼす。神奈川代表はそのまま全国でも優勝候補になる。それは200を超えることもある参加校の支えられるマンモス大会であるため、レベルが高いから。横浜高校はベスト8くらいの戦いでも必ずしもベストオーダーを組む必要がない。そもそもベストオーダーはあるのか。誰が出てもねじ伏せる勢いだった。神奈川は横浜高校か東海大相模が代表になるか、横浜高校に勝ったチームが代表になる。


